葉酸はいつまで飲むべき?出産後・授乳中も必要な理由

授乳中の女性

「葉酸って、妊活中や妊娠初期だけ飲むものでしょ?」そう思っていらっしゃる方が多いかもしれません。

しかし、葉酸は妊娠前(妊活中)だけでなく、出産後まで重要な栄養素です。葉酸が必要な時期とその目的は、妊娠・出産のステージによって異なります。

妊娠中期から後期の葉酸の役割

妊婦

厚生労働省は妊娠前からの摂取を推奨していますが、妊娠が判明してからでも葉酸は健康のために大切な栄養素です。

葉酸は水溶性ビタミンで赤血球をつくるために大事な役割を果たすと言われています。妊娠すると多くの血液を必要とすることから、妊娠中期以降でも葉酸を続けることが大切です。

しかし、必要な栄養素を食事で十分な量を補うことが難しいため、厚生労働省ではサプリメントでの摂取を推奨しています。

また、妊娠中期は妊婦が貧血となるリスクがもっとも高い時期です。積極的に葉酸や鉄を摂取することで、お母さんの貧血防止としても役立ちます。

後期から葉酸の推奨摂取量は340µg

葉酸の推奨摂取量は、妊娠中期まで480µgとされていましたが、妊娠後期からは340µgとなっています。

時期別にみる葉酸の推奨量グラフ

※参考:厚生労働省 妊婦の食事摂取基準より

出産後(授乳中)の葉酸の役割

献立を考えている女性

母乳を通じて赤ちゃんに葉酸を届けるためには、葉酸を摂取する必要があります。

母乳は血液で作られているので、母乳を通じて赤ちゃんにしっかり栄養を届けるために、葉酸の摂取をおすすめしています。赤ちゃんにも十分な栄養補給になると言われています。

また、お母さんの体も、産後の回復と育児に必要な体力の維持に、多くのエネルギーと栄養を必要としています。

葉酸には新しい細胞へと生まれ変わらせる「細胞分裂」をサポートする働きがあり、産後でダメージを受けた子宮の細胞分裂を行わせることで、子宮回復の手助けをしてくれます。

この時期は、赤ちゃんのことが最優先で自分の食事がおろそかになりがちな時期でもあります。

お母さんの健康が赤ちゃんの健康に直結する時期だからこそお母さんの体の栄養バランスを整え、栄養不足を補う目的でサプリメントを継続して活用してもいいでしょう。

ママの体調管理は赤ちゃんにも影響する

ママが体調を崩してしまったら、赤ちゃんにとってそれこそ一大事!産後のママが体調を崩しやすい原因として、主に次の3つが挙げられます。

1夜泣きによる睡眠不足

2慣れない育児による疲労とストレス

3授乳中は薬が飲めない

夜泣きによる睡眠不足

夜泣きをしている子供

生まれて間もない赤ちゃんは昼夜の区別ができておらず、夜間まったく寝てくれない場合もあります。

寝不足が続くことで心身共に疲労が溜まっていきます。睡眠不足を「仕方がないこと」と対処せずにいると、心身へのリスクを増やす恐れもあるため注意が必要です。

産後〜育児期の寝不足を乗り切るポイント

慣れない育児による疲労とストレス

頭を抱えている母親

赤ちゃんのお世話は、ちゃんと呼吸しているか、様子がおかしいところはないかなど、常に気が抜けません。産後は赤ちゃんをしっかり育て、守ろうとする責任感から、常に心身が緊張した状態のママも多いでしょう。

赤ちゃんとの慣れない生活が疲労やストレスにつながって体調を崩してしまうママが多いのが現実です。

授乳中は薬が飲めない

授乳中は薬が飲めない

母乳に含まれている栄養素は、もともとママの体の中にあったもの。そのため、風邪などで体調を崩しても、赤ちゃんのことを考えて大事をとり、授乳中は薬を控えるママがほとんどです。

そのため、症状が軽減したり体調が回復したりするまでに時間がかかることがあります。

産婦人科医も推奨の葉酸サプリ

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葉酸は妊活中や妊娠初期だけでなく、妊娠中期〜産後まで必要な栄養素です。

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この記事の監修者

BELTA専属 管理栄養士 鳴海菜々恵
鳴海菜々恵
BELTA専属 管理栄養士

健康栄養学部管理栄養学科を卒業後、保育園管理栄養士として6年の実務経験を積む。現在はBELTAの専属栄養士として電話やメールの相談窓口で多くのBELTAユーザーをサポート。

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