赤ちゃんのためにも自分の体を守るためにも
やっておきたいこと

「不妊治療」に関する実態調査

妊娠

昨今の新型コロナウイルス(以下コロナウイルス)の流行により、妊婦さんはいつも以上に不安や恐怖と戦っていると思います。
新型コロナウイルスの感染リスクだけでなく、妊娠中はホルモンバランスの乱れなどによって、情緒が不安定になったり体調にも影響が出てきたりしてしまうので、妊婦さんは様々な不安を抱えているでしょう。

特に、初めて妊娠した方は何をするべきか、どうすればいいか不安で、ネットで調べたり先輩ママや母親に相談したりする方も多いと思います。
そんな妊婦さんは、妊娠初期にどのようなことに気をつけて、何に不安を感じているのでしょうか?

普段、なかなかオープンに話さないテーマだからこそ、妊活で実際にやっていることや、毎月妊活のためにどれくらいのお金をかけているのかなど、他の人が何をしているのか気になりますよね?

そこで今回は、現在妊娠中の女性を対象に「妊娠初期の悩みや不安」に関する調査を実施しました。

妊婦さんのメンタルはコロナウイルス前後でどう変わった?

はじめに、コロナウイルスの影響によりメンタル面でどのような変化が起きたかを聞いてみました。

「コロナウイルスの流行前と後でメンタル面はどのように変化しましたか?最も当てはまるものを選択してください」と質問したところ、『自分が感染しないか不安が大きくなった(51.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『コロナウイルスのニュースに敏感になった(28.3%)』『自粛のストレスが影響しないか不安になった(8.1%)』『イライラすることが増えた(7.4%)』『特に変わらない(4.2%)』と続きました。

赤ちゃんを守るために免疫力が下がっている妊婦さんにとって、目に見えないコロナウイルスへの感染に不安を感じてしまいますよね。
さらに、不要不急の外出自粛要請によるストレスもたまっていると思います。
先が見えず、ストレスだけがたまっていく状況だと不安が高まってしまうでしょう。

妊娠初期の不安とは?

コロナウイルスへの不安ももちろんあるかと思いますが、妊娠初期はその他にも様々な不安が出てくると思います。
特に初めての妊娠の場合、わからないことだらけで些細なことでも敏感になってしまいますよね。
妊婦さんが妊娠初期に感じる不安として、具体的にどういったことが挙げられるのでしょうか?

妊娠初期に最も不安だったこと

・赤ちゃんがちゃんと成長しているか(20代/専業主婦/神奈川県)

・つわりが酷くて気が狂いそうだった(20代/会社員/神奈川県)

・自分が母親になること(20代/パート・アルバイト/奈良県)

・感染したらおなかの子はどうなるのか(30代/専業主婦/東京都)

・健康に無事に生まれてくるか(30代/パート・アルバイト/茨城県)

「万が一自分が感染してしまったら…」という不安だけでなく、おなかの赤ちゃんが健康に生まれてくるかといった心配も妊婦さんは感じているようです。

妊娠中は不安に感じることが多く、情緒も不安定になりがちです。
こういったときに支えてくれる人の存在があると心強いですよね。

そこで、「不安に対してどうやって乗り越えていますか?」と質問したところ、『夫に相談する(31.8%)』と回答する方が最も多く、次いで『担当の医師や産婦人科に相談する(19.3%)』『なかなか人には相談しにくいのでネットや本で調べる(17.0%)』『親に相談する(16.0%)』『先輩ママや友人に相談する(11.9%)』と続きました。

一番近くにいる旦那さんに相談したり、担当の医師に相談して乗り越えている方が多いようです。
なかには、人に相談しづらいと思う方もいるようですが、不安に思っていることを口に出すだけでも少しは気持ちが軽くなるかもしれません。
一人で抱えず、小さなことでも頼れる人に相談してみてください。

妊娠初期に気を遣っていたこと

妊娠初期となると、自分の体もおなかの子どものためにもより一層体に気を遣いますよね。
では、妊婦さんは主にどういったところに気を遣っていたのでしょうか?

「妊娠初期は何に気を遣っていましたか?(上位2つまで)」と質問したところ、『食事の栄養バランス(50.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『感染症対策(46.7%)』『ストレスを極力ためないこと(43.7%)』『十分な睡眠(32.4%)』『適度な運動(23.9%)』と続きました。

おなかの赤ちゃんのためにも自分の健康を保つためにも、妊婦さんは食事の栄養バランスを気にしなくてはいけません。
特に、不足しがちな葉酸や鉄分を補えるような食事を考えるといいかもしれません。

さらに、ストレスも大敵です。家でできるストレッチなどを取り入れて、極力ストレスをため込まず、心と体のバランスを整えていきましょう。

葉酸サプリはいつから飲み始めた?

妊娠を考え始めると気になってくるのが「葉酸サプリ」だと思います。
どのくらいの妊婦さんが葉酸サプリを飲んでいるのでしょうか?

「葉酸サプリを飲んでいますか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(73.7%)』と回答しました。

葉酸は、妊活中のご夫婦や妊娠中・授乳中の女性にとって必要不可欠な栄養素です。
水に溶けやすく、光と熱に弱いことから体に貯めることができないので、毎日摂取するために葉酸サプリを飲んでいる妊婦さんが多いのでしょう。

では、葉酸サプリは妊娠前、妊娠発覚後どちらのタイミングで飲み始めるのがいいのでしょうか?

「葉酸サプリはいつから飲み始めましたか?」と質問したところ、半数以上の方が『妊娠前から(55.1%)』飲み始めていることが分かりました。

厚⽣労働省は、妊娠初期の⼥性だけでなく、妊娠を計画している⼥性に対しても妊娠した赤ちゃんの健康のため葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要だと勧告しています。

赤ちゃんの健康のためにも、積極的に葉酸を摂取していきたいですよね。
葉酸の他にも、栄養が不足しないようにバランスを考えて食事をすることが大切です。
では、妊婦さんは栄養を補給するために何種類のサプリを飲んでいる方が多いのでしょうか?

そこで、「サプリはどのくらい飲んでいますか?」と質問したところ、『1種類(59.4%)』『2種類以上(17.4%)』『飲んでいない(23.2%)』と回答しました。

おなかの赤ちゃんのために栄養を補給することはとてもいいことですが、成分の相互作用を考えてバランス良く摂取していきたいですよね。

妊婦さんに試してほしい!栄養がとれる食事と運動法

日々健康に気を遣っている妊婦さんですが、つわりがひどいときに料理をしたり、コロナウイルスの感染リスクがあるなかで外で運動したりするのは大変ですよね。
そこで、栄養も摂れる簡単なおすすめレシピやおうちでできるエクササイズを聞いてみました。

妊婦さんに聞いた!栄養バランスがいい簡単おすすめレシピ

・野菜にサラダチキンをのせてレンジでチンするだけの温野菜サラダ(20代/専業主婦/神奈川県)

・ひじきの炊き込みご飯(30代/専業主婦/神奈川県)

・ほうれん草とシラスのお浸し(30代/パート・アルバイト/宮城県)

・オクラ、納豆、たくあん、山芋、卵などをご飯に乗せてめんつゆをかけたネバネバ丼(30代/宮城県/会社員)

妊娠中に必要な鉄分やビタミンなどを摂取できる簡単レシピなので、ぜひ参考にしてみてください!

おうちでできるエクササイズ

・YouTubeで妊婦でも出来るエクササイズを取り入れる(20代/専業主婦/千葉県)

・階段の上り下り(30代/パート・アルバイト/広島県)

・家中を掃除機やフローリングワイパーでひたすら回る(30代/専業主婦/石川県)

・肩幅に足を開き、壁に手をつきながら屈伸をする(30代/経営者・役員/神奈川県)

YouTubeには、マタニティヨガや簡単なエクササイズがたくさんあるので、ぜひ試してみてください。
家を掃除しながら体を動かすのを意識すると、部屋も綺麗になるので一石二鳥ですよね。
無理のない範囲でやってみてください。

今回の調査で、コロナウイルスの影響により、妊婦さんにメンタルの変化が出ていることが分かりました。
周りの人を頼りにしつつ、心のバランスを整えて健康な赤ちゃんを育てていきましょう。