エクオールとは?
効果や飲んではいけない人の特徴

エクオールとは大豆から抽出される成分のことで、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。更年期症状の緩和や骨粗しょう症予防など様々な効果が期待できます。

管理栄養士が監修

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BELTA専属 管理栄養士
鳴海 菜々恵 (なるみ ななえ)

エクオールとは?

エクオールとは大豆から抽出される成分のことで、女性ホルモンである
エストロゲンと似た働きをします。更年期症状の緩和や骨粗しょう症予防など様々な効果が期待できます。
エクオールは
①女性ホルモンのエストロゲンに似た「エストロゲン作用」
②エストロゲンの過剰な働きを抑制する「抗エストロゲン作用」
③男性ホルモンのアンドロゲンの作用を抑制する「抗アンドロゲン作用」
④体の酸化を抑制する「抗酸化作用」
などがあることが分かっています。

※参考:日本食品科学工学会誌62巻7号 大豆由来の新規成分“エクオール”の最新知見

エクオールができる仕組み

エクオールは大豆に含まれる大豆イソフラボンの中のダイゼインという成分が腸内細菌によって代謝されることで作られます。
この腸内細菌はエクオール産生菌と呼ばれ、食事で摂取した大豆をエクオールに変換することが明らかになっています。

エクオールができる仕組み

※参考:微生物遺伝子機能検索DB エクオール生産

エクオールの効果

様々な効果が期待できるエクオールですが、主な7つの効果を紹介します。

更年期症状の予防と緩和

体内のエクオール量が少ない人ほど、更年期症状が重いという調査結果が出ている通り、更年期症状とエクオールには大きな関わりがあります。そのため、エクオールを継続的に摂取することで、更年期症状の予防と緩和が期待できます。
実際にエクオールを3ヶ月(12週間)以上摂取し続けることで、代表的な更年期症状であるホットフラッシュや肩や首のこりなどの症状を緩和したという報告もあります。

ホットフラッシュの緩和
肩や首のこりの緩和

※参考:公益財団法人 相模原市薬剤師会 知っておきたいエクオールの基礎知識

※参考:日本人女性における大豆イソフラボンおよびエクオールと更年期症状の関係に関する調査研究

肌を若々しく保つ

女性ホルモンのエストロゲンは40歳ごろから減少が始まり、更年期で著しく低下します。
エストロゲンの減少により、肌のコラーゲンが低下し、肌の弾力やハリが失われます。
エクオールはエストロゲンに代わって、肌のコラーゲンを生成し、肌を若々しく保つという働きがあります。

骨粗しょう症の予防

更年期には骨粗しょう症のリスクが高まります。
エストロゲンの著しい低下によって骨密度が減少し、骨の質が低下することが更年期に骨粗しょう症のリスクが高まる原因の1つとされています。
エクオールは骨密度の減少を抑えることが出来ます。
実際にエクオールを1年間服用することで骨密度の減少が約50%抑えられたとの報告もあり、エクオールは骨粗しょう症の予防に効果があるとされています。

年齢に伴った骨量の変化

※参考:医療法人社団 冬城産婦人科医院 閉経前から有用な「エクオール・サプリメント」

関節や手指の痛みを緩和

女性ホルモンのエストロゲンの低下は、更年期症状の一つである関節や手指の痛みを引き起こす可能性があります。エストロゲンの低下に伴って腱や関節が腫れてしまうことで痛みが発生しています。
エクオールを補うことで関節や手指の痛みの緩和をすることができると期待されています。

悪玉コレステロールを減らす

エストロゲンは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことで体内のコレステロールのバランスをとる働きがあります。
しかし、更年期のエストロゲンの低下に伴い、悪玉コレステロールが増加することで、血液中の脂質が基準値から外れた脂質異常症(高脂血症)は50歳以降では女性が男性よりも急激に高い割合になります。
エクオールは悪玉コレステロールを減らす働きがあると報告されています。

悪玉コレステロール値の変化
悪玉コレステロール値の変化

※参考:公益財団法人 相模原市薬剤師会 エクオール

糖代謝の改善

エストロゲンには血糖値を下げるインスリンというホルモンの効能を高める働きがあります。
更年期に入り、エストロゲンが低下することで、インスリンが効きづらくなります。
これによって血糖値が上昇し、糖尿病のリスクが高まります。
しかし、エクオールはエストロゲンの代わりとなって、糖代謝を改善する効果が期待できます。
実際にエクオールには50〜60代の閉経後の女性の肥満を改善する効果があるという研究もあります。

※参考:大豆たん白質研究 Vol. 23(2020)更年期女性のメタボリックシンドロームにおける エクオールのインパクト

血管機能の改善

エストロゲンには血管の収縮や老化を防ぎ、血圧の上昇を抑制する働きがあります。そのため、更年期にエストロゲンが低下すると、血圧が上昇し、動脈硬化や高血圧などのリスクが高まります。エクオールには血管機能の改善が期待できます。エクオールを12週間摂取し続けたところ、動脈硬化の指標であるCAVI値が低下したという研究もあります。

12週間でエクオールが血管機能を改善

※参考:公益財団法人 相模原市薬剤師会 知っておきたいエクオールの基礎知識

認知機能の改善

エストロゲンは脳神経の働きにも深く関係しており、エストロゲンが減少する更年期ごろから記憶力、認識力が低下することが多くなります。米国の調査ではエクオールを体内で作ることのできる人は認知機能が改善傾向を示したということが明らかになりました。

※参考:医療法人社団 冬城産婦人科医院 「エクオール」による動脈硬化予防・認知症予防の可能性

薄毛の予防

更年期になると、女性ホルモンの減少により、薄毛の悩みが出てくる女性も増加します。
エストロゲンの減少によってヘアサイクルの成長期が短くなり、髪が十分に成長する前に抜けてしまったり、新しい髪が生えるまでに時間がかかったりしてしまいます。
日本美容皮膚科学会誌の研究によると、エクオールは閉経後の女性の髪の毛の老化防止に関わっているという結果が出ています。
このことから、エクオールは女性の薄毛の予防に効果があると期待されています。

※参考:Aesthetic dermatology 30(1) 閉経後女性における毛髪とエクオール産生能の関係に関する観察研究

※参考:女性薄毛の年代別原因と対策|BELTA

前立腺肥大症やAGAの予防

エクオールは女性の更年期に対する効果だけではなく、男性の前立腺肥大症やAGAへの効果も報告されています。エクオールが悪玉男性ホルモンが前立腺に作用するのを防ぐことで、前立腺肥大症の予防になると考えられています。また、エクオールは男性の前立腺肥大やAGAにも関係しているジヒドロテストステロン(DHT)と結合することがわかっていて、AGAにも効果があると期待されています。

※参考:公益財団法人 相模原市薬剤師会 エクオールをつくれる人は

エクオールを体内で作れるのは
日本人の2人に1人

エクオール産生菌は全ての人の腸内でダイゼインをエクオールに変換できる訳ではありません。
エクオール産生菌が腸内に存在していても、腸内環境や大豆の摂取量によってはエクオール産生菌が正しく機能せず、エクオールを作り出すことができません。
エクオールを体内で作ることが出来るのは日本人では2人に1人だと言われています。

※参考:医療法人禄寿会 エクオール

若い世代の方が産生能力が低い

食事の欧米化が原因で、若い世代のほうがエクオールを作り出すのは難しいと言われています。 20代では約2割程度の人しかエクオールを作れないという研究結果もあります。

エクオールを作れる人の割合

日によって産生量は変わる

エクオールを作れる人でも、作ることが出来るエクオールの産生量は日々変化します。
エクオールの産生量は腸内環境や大豆の摂取量によって変わります。
また、エクオールは数日間で体から排出され、蓄積することができません。
そのため、エクオールを常に作ることが出来る状態にするために、腸内環境を整えることや大豆を継続的に摂取することが大切です。

エクオール検査で調べられる

エクオールを作ることが出来るかどうかはエクオール検査で調べることができます。
エクオール検査はご自宅でも簡単に検査が可能です。
また、医療機関や健診機関でも行っており、検査に基づいた食生活や生活習慣のアドバイスを受けることができるクリニックもあります。

エクオール検査で調べられる

※参考:麹町皮ふ科・形成学科クリニック エクオール検査

※参考:社会医療法人蘇生厚生会 松波総合病院

エクオールの副作用と飲んではいけない人

エクオールの副作用は現在のところ確認されておりません。
しかし、下記の条件に該当する人は、エクオールの摂取を控えましょう。

①大豆アレルギーがある方
②妊娠中・妊娠の可能性がある方
③乳幼児・小児

疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。

エクオールを効率的に取り入れるには?

エクオールを体内に効率的に取り入れるために効果的な3つの方法を紹介します。

食事から摂取

エクオールを取り入れるには大豆や大豆食品に含まれる大豆イソフラボンを摂取する必要があります。
エクオールの1日の摂取目安量は10mgと言われており、約50mgの大豆イソフラボンから作ることができると言われています。
エクオールの1日の摂取目安量を満たすには1日約50〜75mgの大豆や大豆食品を継続的に摂り続けることが大切です。

エクオールの1日の摂取目安量10mgを満たす目安量

※エクオールの1日の摂取目安量10mgを満たす目安量

※参考:総合南東北病院 大豆イソフラボン

※参考:厚生労働省 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

腸内環境を整えることも大切

食事から摂取した大豆イソフラボンをエクオールに変換するためには、腸内環境を整えることも大切です。腸内環境が整っていると、エクオール産生菌の働きがより活発になり、エクオールを作りやすくなります。
腸内環境を良好に保つ食事のポイントとして「腸内の悪玉菌の好物である塩分、砂糖、油を摂りすぎないこと」があります。
また、腸内環境を改善するための運動として「軽いジョギングやストレッチ、マッサージ」がおすすめです。
上記のポイントを意識しつつ、無理のない範囲でできることから腸内環境を整える食事、運動を始めていきましょう。

※参考:一般社団法人新潟県労働衛生医学協会(新潟ウェルネス)腸活~腸の調子を意識した食事の工夫

※参考:全国健康保険協会 4月 腸内環境を整えて、元気な毎日に

毎日の生活に取り入れる

ベルタエクリズム

エクオールを作れない人にはエクオールを摂取できるサプリメントの摂取をおすすめします。また、エクオールを作れる人でも、作ることが出来るエクオールの産生量は日々変化するため、確実にエクオールを摂取できるサプリメントの摂取はおすすめです。
大豆イソフラボンの摂取と並行してサプリメントを上手く活用して、エクオールを毎日の生活に取り入れていきましょう。

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