コエンザイムQ10の妊活への効果とは

コエンザイムQ10は、イワシやサバなどの青魚類や、牛肉や豚肉などの肉類に含まれる脂溶性ビタミンの1つです。アンチエイジング成分として有名なコエンザイムQ10ですが、抗酸化作用が着床率やミトコンドリアへも影響するため、妊活にも効果的と言われています。
この記事では、妊活におけるコエンザイムQ10の働きと、コエンザイムQ10の摂取方法を解説します。
管理栄養士が監修

BELTA専属 管理栄養士
鳴海 菜々恵
(なるみ ななえ)
コエンザイムQ10の妊活における働き
ミトコンドリアを活性化

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアがエネルギー(ATP)をつくるときに必要となる成分のひとつです。体内にコエンザイムQ10が十分にあることで、卵子や精子にエネルギーを供給するミトコンドリアの活性化が期待できます。
なお、年齢を重ねるとミトコンドリアのエネルギーの産出量が減ってくると言われていてます。コエンザイムQ10を摂取することで、ミトコンドリアのエネルギー産出をサポートできます。
卵子の質を維持するためにミトコンドリアの活性化を着床率アップ
コエンザイムQ10の生殖補助医療(ART)における影響の試験を実施したところ、着床率が向上したという報告がありました。
こうしたことからコエンザイムQ10が不妊改善をサポートをする可能性が示されています。
疲労回復
コエンザイムQ10がミトコンドリアの活性化に関わると上記で解説しましたが、その働きから疲労回復効果も期待できます。
疲労は妊活夫婦のタイミングを崩してしまうキッカケになってしまいがち。元気な体を維持することは、妊活の大事な要素のひとつです。
コエンザイムQ10は食事から補いにくい

欧米での一般的なコエンザイムQ10の摂取量は、1日あたり100~300mgです。
しかし、食べ物の中で多くコエンザイムQ10が含まれているイワシでさえ、1日あたり100mg摂取するためには、約26匹も食べなくてはなりません。
妊活において重要なコエンザイムQ10を、日常の食生活から補うのはなかなか難しいのが現実です。
※参考:コエンザイムQ10の魅力
コエンザイムQ10は還元型がおすすめ

コエンザイムQ10には「還元型」と「酸化型」の2種類があります。
還元型のコエンザイムQ10は、体内での変換の必要がなく、酸化型よりも吸収効率がよいのが特徴です。また、コエンザイムQ10の働きとしてよく知られる抗酸化作用は、還元型のみの特徴です。
酸化型のコエンザイムQ10は、摂取した後に体内で還元型に変換する必要があり、還元型よりも吸収効率が劣ります。また、加齢やストレスなどによって還元型に変換されにくくなってしまいます。
そのため、コエンザイムQ10を摂取する場合は還元型のものがおすすめです。
妊活用サプリメントでコエンザイムQ10を補おう

- ・コエンザイムQ10は食事から補いにくい
- ・コエンザイムQ10は還元型がおすすめ
といった理由から、コエンザイムQ10の摂取はサプリメントの利用がおすすめです。
ベルタランシードは、1日の摂取目安量3粒に、計50mgのコエンザイムQ10を配合した男性妊活用葉酸サプリです。
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