卵子の質を維持するためにミトコンドリアの活性化を

近年注目されている「ミトコンドリア」。妊娠と大きく関係しているとされていますが、ミトコンドリアが妊娠にどのように作用するのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
「ミトコンドリアとは何なのか?」
「ミトコンドリアと妊娠がどのように関係しているのか?」
を分かりやすく解説していきます。
妊活マイスターが監修

BELTA専属
公認上級妊活マイスター
(一般財団法人 内面美容医学財団認定)
大島 由紀
(おおしま ゆき)
卵子の質や妊娠率に大きく影響しているミトコンドリア
ミトコンドリアとは

人間の体には約60兆個の細胞があり、ミトコンドリアはその各細胞内に100〜2000個程度含まれています。ミトコンドリアは、食事から分解された栄養素(糖・脂肪・タンパク質)と酵素を反応させてエネルギーを生み出す「発電所」で、私たちの体内エネルギーのなんと95%を作っています。
また、細胞分裂周期とは関係なく、細胞が必要だと判断した時に半自律的に増殖することができます。
しかし一方、そのエネルギー生産過程で0.1%〜2%が活性酸素に変わります。少量の活性酸素は、細菌・ウイルスの殺菌やがん細胞を殺すのに大切ですが、過剰に発生すると正常細胞や遺伝子を攻撃し、ミトコンドリア自身をも傷つけてしまいます。
ミトコンドリアは加齢とともに数が減ることが分かっており、数が減るとおのおののミトコンドリアに負担がかかり活性酸素をより多く生み出し、自身を傷つけることで更に活性酸素を生み出すという悪循環へと陥ってしまうのです。
また、活性酸素による酸化ストレスは、加齢のほか、心身ストレス、食品添加物、たばこ、激しい運動、多量飲酒、紫外線などでも増えるといわれています。
最適な活性酸素の状態を維持し、新陳代謝を活発にしてエネルギッシュに生きていくためには、ミトコンドリアを増やし活性化させることが大切というわけですね。
ミトコンドリアと卵子の老化
35歳を過ぎると、妊娠率が低下し流産率が増加するといわれています。これは、卵子の染色体異常や胚発育の悪化、つまり「卵子の老化」が原因とされています。

卵子には、通常の体内細胞の約100倍以上にあたる10万〜20万個のミトコンドリアが存在しており、ミトコンドリアの生成するエネルギーによって卵子成熟〜受精〜胚発育〜着床〜胎児成長することができます。
卵巣中にある卵子(原始細胞)は、胎児期(妊娠5カ月頃)をピークに減少し、閉経まで増加することはありません。年齢とともにミトコンドリアの機能が低下すると卵子の質が落ちてしまい、結果的に妊娠率低下につながってしまうのです。
日々の健康的な生活とサプリメントでミトコンドリアを活性化
ストレスや食生活もミトコンドリアに影響

加齢だけでなく日々のストレスや食生活にもミトコンドリアは影響を受けています。
ストレスをすぐになくすことは難しいですが「体がエネルギーを欲する状態にしてあげる」、これがミトコンドリアを増やし活性化することにつながります。
①有酸素運動
②空腹を感じる、腹7〜8分目のカロリー摂取制限
などがおすすめです。
食生活では、抗酸化作用が期待できるビタミン類やミトコンドリア活性化を補うサプリを、ミトコンドリア活性化の手助けとして摂ってあげると安心できるかもしれないですね。

将来のために早いうちから意識をしよう
卵子の質や妊娠率とミトコンドリアの関係について話してきましたが、ミトコンドリアの活性化は日々の元気な生活のためにも必要なことです。妊活を始めようというタイミングではなく、若いうちから自分の美容・健康のために準備していたことが、ゆくゆく妊娠を考えた時、子供を授かった時にためになると思っておきましょう。
ミトコンドリア関与成分を含むサプリ
ベルタプレリズムは、ミトコンドリア内に存在すると言われる成分(還元型コエンザイムQ10・スピルリナ・L-カルニチン・αリポ酸・イソフラボン・アストラジン※)を配合しています。
ミトコンドリア関与成分だけではなく、葉酸、亜鉛、鉄分、マカなど、妊活に必要な栄養素を179種類配合しています。
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