知っておきたい!赤ちゃんのあせもの対策と予防法

赤ちゃんのあせもは、季節問わず気をつけておきたい肌トラブルの一つ。毎日のお風呂などで、首や背中にあせもができていないかチェックしましょう。ここでは、赤ちゃんのあせもの症状や対策などをご紹介します。
目次(クリックでジャンプ)


BELTA専属保育士鈴木 由美子(すずき ゆみこ)
-
BELTA専属保育士
鈴木 由美子(すずきゆみこ)
公立保育園での勤務経験や、海外でのベビーシッター経験がある。
海外幼稚園での実習経験を経て、現在は自身も子育てに奮闘しつつ子育てのご相談にのっています。
※保育士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
公立保育園での勤務経験や、海外でのベビーシッター経験がある。
海外幼稚園での実習経験を経て、現在は自身も子育てに奮闘しつつ
子育てのご相談にのっています。
※保育士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
あせもの症状はかゆみのある、小さな赤いツブツブが特徴
頭や首のまわり、背中など、汗をかきやすく、汗のたまりやすい部分にできる、ブツブツとした小さな赤い発疹が、あせもです。
高熱が続く、高温下で長時間過ごすなどによって発症することもあります。
あせもの原因

汗腺の出口に汗がたまってしまう
汗が分泌される汗腺は全身にあり、夏場や運動後など体温が上昇すると、この汗腺で分泌された汗が汗管を通って排出されます。
しかし、汗に含まれている塩分や肌に付着した空気中のほこりが汗管をふさいでしまうことで、汗がスムーズに排出されなくなり、あせもができてしまいます。
また、体の熱がこもって汗をかきやすい顔・首・ひじの内側は、特にあせもになりやすい部分です。
赤ちゃんは不快感を伝えられない
大人は自分で汗ををふいたり、不快感を伝えたりできますが、赤ちゃんは自分で汗をふくことも、言葉で伝えることもできません。また、暑くても服の調節を自分でする事もできません。そのため、あせもの症状が出るまで気づきにくいのです。
冬でも要注意!

冬は特に部屋を暖め過ぎたり、赤ちゃんに風邪を引かせないよう厚着させてしまいがちです。冬でも暖かい場所に移動した時や体を動かした時などは、赤ちゃんの服を調節してあげましょう!
赤ちゃんにあせもができやすい理由
赤ちゃんは大人の2〜3倍も汗っかき!

大人も子どもも汗を分泌する汗腺の数が同じなので、体が小さいほど汗腺の密度が高く、多量の汗が出ます。さらに、赤ちゃんや子供は新陳代謝が活発で体温が高いため、少し動いただけで汗びっしょりになることも。
赤ちゃんの皮膚は薄くてデリケート
大人に比べて皮膚が薄くてデリケートなため、汚れや汗の成分による刺激に弱く、肌トラブルを起こしやすいです。赤ちゃんや子どもの場合、軽度のあせもでも肌が赤くなったり、かゆくなったりして違和感を覚え、患部を引っ掻いてしまい悪化させやすいのも特徴です。
あせもになってしまった時の対処法は?

肌を清潔に保ち、保湿をする
あせもは、「汗管が詰まること」が原因で発生するので、シャワーや入浴でしっかり汗を流し、肌を清潔に保ちましょう。
また、洗ったあとはしっかり保湿をし、デリケートな赤ちゃんの肌を守りましょう。こういった基本的なホームケアで、通常のあせもなら数日で良くなることが多いです。
掻きむしらないように注意する
あせもを掻くとかゆみが増し、皮膚に細菌が入り込んで感染症にかかるリスクが高まります。かゆみを我慢できないようでしたら、患部を濡れタオルや、タオルやガーゼに包んだ保冷剤などで冷やして、かゆみを抑えてあげましょう。それでも掻いてしまうようでしたら、爪を切ったりミトンをつけて皮膚を傷つけないよう保護してください。
ホームケアで治らなかったら病院へ
一度治ったにもかかわらず、同じような症状を繰り返す場合は、アトピーなど別の病気の場合もあります。同じような症状を繰り返したり、悪化している時は、小児科や皮膚科を受診しましょう。
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の予防・治療法あせもの予防と対策
汗をかいたままにしない

汗をかいたら、ぬれたガーゼやタオルなどでこまめにふき取ったり、着替えさせたりしましょう。汗をそのまま放置せず、肌を清潔にすることが重要です。
着替え・おむつ替えはこまめに
衣類やおむつはこまめに取り換えてあげましょう。赤ちゃんの場合、首やわき、ひじの内側、ひざの裏側などが皮膚がこすれて蒸れやすい部位です。おむつをつけているウエストギャザー部分もあせもができやすいので、特に蒸し暑い日は早めにおもつ交換をしてあげてください。
衣類は通気性がよく柔らかい素材を

赤ちゃんの服は、通気性・吸湿性の良い素材を選ぶことが大切です。綿100%の肌着などがおすすめです。
夏場はロンパースのような熱がこもりやすい服装はできるだけ避けましょう。また、ノースリーブよりも袖がある方が、汗を吸い取りやすいです。紫外線を防ぐという意味でも、袖がある服装がおすすめです。
室内の温度・湿度を調節する
湿度は40%~60%。気温は、夏は26〜28度・冬は20〜22度程度を目安に調整するよう心がけましょう。
夏は特にシャワーや水遊びを
夏場なら1日に数回、シャワーでサッと体を洗い流すのも効果的です。ただし、石けんを使うのは1日1回でOK。石けんは汚れだけでなく、皮脂も落としてしまうので洗いすぎはNGです。
赤ちゃんにおすすめのベビーソープは?保湿ケア

赤ちゃんの肌は薄く乾燥しやすいので、入浴やシャワー後などは、ベビーローションなどで保湿を必ずしましょう。
また、赤ちゃんの肌は大人の約半分の薄さでバリア機能も未発達です。バリア機能を補強してあげると、かぶれにくくなり予防になります。バリア機能は鍛えるものではなく、守ってあげることが大切です。ベビーローションなど保湿剤で補強し、トラブルを起こしにくい肌にしましょう!
汗をかくことも必要です!

あせもの原因は汗ですが、汗をかくのは体温を調節するための大切なメカニズム。「汗をかかせないように」と必死になるのではなく、”かいたあとのケア”をしっかり行うことが重要です!!
BELTAでも赤ちゃんのあせもにお困りの方をしっかりサポート!

BELTAはこれまでも、育児や産後のママのケアに関するお悩みについて、多くの相談を受けて来ました。
おすすめの日々の育児や産後ケアアイテムなど、お困りのことがあればご提案させていただきます。
またBELTAには出産を経験した育児中のママが多数在籍しておりますので、育児に関してお悩みの際はお気軽にご相談ください。
保育士、育児セラピスト、離乳食・幼児食アドバイザーなどが在籍!
BELTAでは、BELTA専属の専門家や育児経験のあるスタッフが多数在籍しています。何かお困りのことがあれば一人で悩まずBELTAにご相談ください!

- 妊娠糖尿病になりやすい人とは?
- 産後うつはいつまで続く?
- 産後の生理不順はよくあること?
- 授乳中に食べていけないものは?
- 母乳がたくさん出る人と出ない人の特徴は?
- 母乳はいつまであげればいいの?
- 30代女性の「最近疲れが取れない…」原因や対策は?
- GABAってどんな効果があるの?
- 産後〜育児期の寝不足を乗り切るポイント
- 産後にやってはいけないことはある?
- 沐浴っていつまで?ベビーバスの使い方と注意点
- ワンオペお風呂の手順は?やり方や便利グッズを紹介
- 乳児湿疹ができる原因は?症状とスキンケア方法
- 赤ちゃんのアトピー性皮膚炎とは?原因と予防法
- パパ、ママ必読!赤ちゃんのおむつかぶれの原因と対処法
- 知っておきたい!赤ちゃんのあせもの対策と予防法
- 沐浴剤って必要?ベビーソープとの併用はできる?
- 赤ちゃんの日焼け止めはいつから?紫外線対策のポイント