「⼤掃除と不⽤品の処分」に関する調査

「⼤掃除」に関する調査

その他

⽇本には「煤払い(すすはらい)」と呼ばれる伝統があります。12⽉13⽇「煤払いの⽇」から12⽉28⽇までに掃除を⾏うと良いと⾔われており、この期間に掃除をして綺麗にしておくことで、新しい年の幸運を呼び込むことができるとされているのです。
例年「煤払いの⽇」にお寺や神社で、溜まった埃や汚れを払い掃除する様⼦が⾵物詩として⾒られますが、家庭やオフィスにおいても年末に⼤掃除をする⼈は多くいるのではないでしょうか?

BELTAが実施したアンケートでは、8割以上の⼈が「今年⼤掃除をする予定」と回答しています。
新年を気持ちよく迎えるために、年末に⼤掃除をしようと考えている⼈は多いと思いますが、毎年⼤掃除の際に出る不⽤品はどのように処理しているのでしょうか?

海外寄付プロジェクト「スマイルドナーproduced by BELTA」( https://smiledonor.belta.co.jp/ )を⾏っているBELTAでは、10代〜70代の⼥性874名を対象に「⼤掃除と不⽤品の処分」に関する調査を実施いたしました。

7割の⼈がまだ使えるものを「不⽤品」として扱っている

まずは、例年実施される⼤掃除で、各家庭においてどれくらいの不⽤品が出ているのかを聞いてみました。

「例年の⼤掃除では平均してどれくらいの物が不⽤品として出ますか?(⼀世帯あたり)」と質問したところ、『2〜3袋(47%)』という回答が最も多く、次いで『1袋以下(29%)』『4〜5袋(17%)』『6〜10袋(5.3%)』『11〜15袋(0.8%)』『20袋以上(1.1%)』と続きました。

⼤掃除では、1世帯あたり平均2〜3袋分の不⽤品が出る家庭が最も多い⼀⽅、4世帯に1世帯はゴミ袋4袋分以上の不⽤品が出ていることがわかりました。さらにその不⽤品の内訳について「まだ使えるものが含まれるかどうか」を聞いてみました。

「不⽤品の中に、まだ使えるけどいらないものはどれくらいありますか?」と質問したところ、59%の⼈が「不⽤品の中のいくつかはまだ使えるもの」と回答、さらに25.1%の⼈は「不⽤品のほとんどがまだ使えるもの」と回答していました。

「使えないもの(壊れていて機能を果たしていないもの)しか不⽤品として出していない」と回答した⼈は全体の15.8%でした。全体の7割を超える⼈が「まだ使えるもの」を不⽤品として扱っていることがわかりました。

不⽤品の処理⽅法として最も多いのは?

では、まだ使えるものも⼀部含まれる不⽤品を処理する際、皆さんどのような⽅法で処理しているので しょうか?

「不⽤品を処理する際どの⽅法が最も多いですか?」という質問に対し、『ゴミとして捨てる(72.4%)』という回答が最も多く、次いで『フリーマーケットに出す(14.7%)』『知り合いへ譲る(9.2%)』『寄付する(3.7%)』と続きました。
ゴミとして捨てる理由を聞いたところ『簡単だから、他の⽅法が⾯倒だから、⼿っ取り早いから』といった理由が最も多く全体の41%を占めました。

その他、ゴミとして捨てる理由として

・「譲る先を⾒つけるのが⼤変なため」(50代⼥性)

・「あげる程のものでもないと思うから」(40代⼥性)

・「売っても、なかなか引き取ってもらえなかったりお⾦にならないから」(30代⼥性)

・「フリーマーケットに出そうと取っておくと、そのままになることが多く、年末のタイミングで思い切って捨てている」(30代⼥性)

といった回答が寄せられました。

また、中には

・「使ってくれる誰かがいるなら譲りたい気持ちはあるが、フリーマーケットやリサイクルに出すのが⾯倒と感じてしまう」(40代⼥性)

・「本当は売りたいが、売る⼿間を考えると捨てたほうが早いと思ってしまう」(30代⼥性)

という回答もあり、本当は捨てたくない…という気持ちが伺えました。

不⽤品を捨てるのはもったいないという気持ちも

「不⽤品を捨てる際に、もったいないと思うことはありますか?」という質問に対し「もったいないと思うことがある」と回答した⼈は72.3%に上りました。

どのようなものを捨てる時に「もったいない」と思うのか聞いたところ

・まだ着れる服

・⼦供の着れなくなった服や⾚ちゃん⽤品

・あまり来ていない洋服、⼀度も着なかった⾐服

・思い⼊れがあるカバン

などが挙げられました。

また「⼿間を掛けずに寄付が出来るなら、寄付したいと思いますか?」という質問をしたところ9割以上の⽅が「寄付したい」と回答しました。

まとめ

今回の調査では、多くの⼈がまだ使えるものを「もったいない」と思いながらもゴミとして捨てているということがわかりました。

不⽤品の処理⽅法は、知り合いへ譲ったり、フリーマーケットに出す、寄付するなど様々な⽅法がありますが「早く処分したい」「⾯倒なやりとりはしたくない」という理由でゴミとして捨てる⼈が多いようです。