クリルオイルは月経前症候群や生活習慣病に効果的

クリルオイル

クリルオイルという成分をご存じでしょうか?
オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいることから、DHA・EPAを補える成分として今注目されているのが「クリルオイル」です。

「クリルオイルってどこから抽出される成分?」
「実際どんな効果が期待できるの?」...」

そんな方のためにここではクリルオイルとはどんな成分なのか、どういった効果があるのかを紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください!

クリルオイルとは南極オキアミから得られる魚油

南極オキアミ

クリルオイルとは南極の海に生息するプランクトンの一種「南極オキアミ」から得られる魚油です。
主に食用、餌用などに利用されますが、近年ではオキアミが持つ豊富な栄養素が注目され、健康食品などの原料として利用されはじめています。

南極オキアミは南氷洋という厳しい環境下で育っていることから栄養価が非常に豊富です。クジラの大きな体を支えているのもこのクリルオイルと言われています。

クリルオイルの特徴

様々な点で非常に優れていると言われているクリルオイルですが、食としての認知はまだまだ高くありません。
クリルオイルは以下のような特徴があるためぜひ覚えておいてください!

オメガ3脂肪酸のDHA・EPAが豊富

脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、さらにオメガ3系、オメガ6系、オメガ9系に分類されます。
現代人の食生活はオメガ6系(サラダ油やごま油)が過剰気味に摂取されていて、オメガ3系(魚油、亜麻仁油)などが非常に不足していることが問題となっています。

クリルオイルには体内では合成できない2種類のオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が豊富に含まれているため、不足しがちな栄養素を補ってくれる成分として注目されているのです。

脂肪酸の分類図
DHAが妊婦や赤ちゃんに必要な理由とは?

リン脂質だから水に溶けやすい

青魚の魚油に含まれるDHA・EPAは“トリグリセライド型”と呼ばれ、酸化しやすいというデメリットがあります。
しかし、クリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は“リン脂質型”と呼ばれ、油でありながら水に溶けやすいという水溶性という特性を持っています。そのため、素早く溶けることで体内への吸収率も高いという特徴があるのです。

普段の食事ではリン脂質型のオメガ3脂肪酸が不足しているため、意識的に摂取していく必要があると言われています。

クリルオイルは水に溶けやすい

豊富なアスタキサンチンが酸化を防ぐ

アスタキサンチンを含むカニ

南極オキアミは高い抗酸化作用を持つアスタキサンチンを豊富に含有しています。
アスタキサンチンはエビやカニといった甲殻類や、サケやイクラなどに含まれるカロテノイド系色素の1つ。赤色の天然色素で「海のカロテノイド」とも呼ばれています。

アスタキサンチンの抗酸化作用はビタミンEの1000倍と言われています。その高い抗酸化作用から、本来酸化しやすいDHA・EPAを酸化から守ってくれるのです。

クリーンで安全な原料

南極オキアミは南極海の澄んだ水に生息するプランクトン。汚染されていない海域で採れるということでクリーンな原料でもあります。
また、オキアミは食物連鎖の最下層に当たります。そのため、栄養価が豊富という点だけでなく、汚染物質が殆ど含まれないということから安全性も高いという特徴を持っています。

南極オキアミはクリーンな原料

欧米ではスーパーフードとして主流

魚介の摂取が少ない欧米ではDHA・EPAのサプリメントを利用して摂取することが主流となっており、その中でもクリルオイルは海のスーパーフードとして広く利用されています。

クリルオイルの効果

月経前症候群(PMS)の緩和

月経前症候群(PMS)の緩和

月経前になるとイライラや気分が落ち込んだりと精神面で不安定になることや、足腰が痛くなったり肌トラブルが起きやすくなったりと様々な症状が起こることがあります。それを月経前症候群(PMS)と呼びます。

クリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は、このPMS症状の緩和に効果があると臨床試験にて証明されています。女性ホルモンを整える働きがあることからPMSだけでなく、更年期障害の緩和などにも有効と言われています。

※参考:n-3系脂肪酸素材クリルオイルの機能性

脳の活性化

脳の活性化

DHA・EPAで最もイメージを持たれているのが脳機能への効果ではないでしょうか。DHAは脳内に入ることのできる成分の1つで、神経細胞を活性化する働きを持っています。記憶力や学習能力を向上させるためには必要不可欠な成分です。

授乳を通して栄養が赤ちゃんに送られるため、自身だけでなく赤ちゃんのためにも補いたい栄養でもあります。

※参考:食事と認知機能(国立長寿医療研究センター)

生活習慣病の予防

生活習慣病の予防

DHAには善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすといった効果があるため、血流や血管の健康を維持する働きがあります。血液の流れが多すぎて血圧が高くなるのを防ぎ、逆に血流が悪い時にはサラサラの状態にしてくれます。

血流の健康を維持することで脳梗塞や動脈硬化といった生活習慣病を予防する効果が期待できると言われています。

※参考:不飽和脂肪酸

クリルオイルは出産後のママにもおすすめ

子どもを抱っこしているママ

オメガ3脂肪酸は女性ホルモンに関わりPMSなどの緩和にも働くことから、クリルオイルは出産後のママにもおすすめの成分です。

出産後はホルモンバランスの乱れからイライラや、気分の落ち込みといったことが起きやすい時期でもあります。特にメンタル面の不調を自覚するのは難しいもの。症状が出る前に積極的にオメガ3脂肪酸を補って、出産後の健康面を意識していきましょう!

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