子どもの可能性と才能を
最大限に引き出すコツ!

子育て

心と体の調律師 大橋潤子様にご登壇いただき、子供の可能性と才能を最大限に引き出すコツについてお話いただきました。
本レポートでは当日お話いただいた内容を抜粋して、イベントをご紹介します。

登壇者紹介

心と体の調律師
心と体の調律師
大橋 潤子
声優(〆野潤子で活動)であり、二児の母(小児てんかんの長男・ASD、ADHD、LD境界線知能の次男)。
幼稚園教諭経験と保育士の資格をもち、メンタルケア心理士としても活動している。
全ての経験は人生の糧になるを信念に、ドタバタ育児を笑いに変えながら日々を過ごす。
8Dこども教室では自分らしく存在することを保護者や子ども達に伝えている。

声優(〆野潤子で活動)であり、二児の母(小児てんかんの長男・ASD、ADHD、LD境界線知能の次男)。
幼稚園教諭経験と保育士の資格をもち、メンタルケア心理士としても活動している。
全ての経験は人生の糧になるを信念に、ドタバタ育児を笑いに変えながら日々を過ごす。
8Dこども教室では自分らしく存在することを保護者や子ども達に伝えている。

はじめに

本日は子どもの可能性と才能ということで、子どもと書かせていただきましたが、保護者の皆様も含めて、一人ひとりが持っている可能性と才能を日々感じていただけたらいいなという思いでお話しをさせていただきます。

可能性や才能を最大限に引き出す際には目の前に『人(存在)』がいると相乗効果がうまれます。
大人も子どもも年齢は違いますが、人間、生物。目の前のお子さんを大事にするように、ぜひご自身も大切にしながらお子さんと関わっていただきたいと思います。

親子で引き出すには?

才能や感覚、可能性を引き出すためにはまず自分の中から湧き出てくるものを感じてみましょう。
感覚やアンテナというような言葉に置き換えることもできますが、筋肉や思考がこわばっていると純粋に感じることができません。感じられるようになるために、体も心も緩めていきましょう。

そして、認める、許すということも大切です。自分の中には認められることと認められないことが混在していると思いますが、認められないことも「ある」と確認していきましょう。

「〇〇すべき論」はバイバイしたいですね。
誰が決めたルールだろう、誰のための何の縛りなのだろうと疑問を持ち、実はそんなにすべきものはないのではないか?これを目指したいからこうしたい!とか純粋にやりたい!というふうに自分のワクワクや楽しいという気持ちの方から物事を進めていくと気持ちが軽くなり、本来自分の進みたい方向への展開がスムーズになることが多いです。

あとは発達特性ですね。
発達特性の遺伝子は殆どの人が持ち合わせていて、その組み合わせと環境によって現状の困難さなどから発達障害と診断がつくことがあります。
みんなが持っている発達特性を障害と感じるか感じないか、障害と感じたとしてもそれは誰も悪くないんだよということを改めて認識していただきたく思います。

陰も陽もどちらも大切

プラスもマイナスもあって自分

まずは自分の中の認めるという部分についてお話しします。

少し規模が大きなお話になりますが、地球や宇宙には必ずプラスとマイナスがあります。
だから私たちの心の中にもハッピーなことだけじゃなくて、ダークな自分がいたり、マイナスと感じる自分がいたりします。
でもそんなことは全然あってよくて、プラスとマイナスが両方あって一つになっているのです。

受け入れることで器は大きくなる

両方が合わさって丸になっているイメージでお話しますね。

もし陰の部分、嫌な部分をいらないと思って消してしまったとすると、せっかくあった自分という器の一部がなくなります。
そして、その部分を補って小さな丸(器)を作ろうとします。その中でさらにここ嫌だなと思ってまた削ぎ落とすと、さらにまた小さくなってしまいます。
小さな器の自分の中で何か辛いことや悲しいこと、嫌なことがあった時にはとても大きな衝撃を受けてしまいます。

なので、自分のダークなところもあっていいよねとあるがままに感じて置いておく。
そしてハッピーなことや嬉しいことがあった時には陽の部分が大きくなり、器も大きくなっていく。
そうすると、悲しいことや辛いことがあったとしても受け止めやすくなりますね。

自分の一部を排除しないことで人という器はどんどん大きくなると考えています。
器が大きくなれば、今度その大きくなった器の中で衝撃が起きてもこれぐらいなら大丈夫と受け止められていくんじゃないかと。
なので陽の部分も陰の部分も大事にしていただきたいです。

「あるある」と「ないない」

いろんな日々があります。
時にはこれがない、あれがない、時間がない、お金がない、体力がない、「わーっ(無理だ―)」となってしまうこともありますよね。
そうではなくて、あと10分ある、あと500円あるなど、「あるある」という方向で考えるとオキシトシンが分泌され満たされていきます。
満たされてくるとゆとりができるし、心拍も整ってくるし、冷静に考えられます。
反対に「ないない、どうしようもないっ!」て考えになると今度はドーパミンが分泌されてしまいます。ドーパミンは結構中毒性があるんです。

ないというのはやらなきゃという行動力にはなるけど、常に何か足りていない、持続が難しいというサイクルになってしまいます。
だから焦ったり無理だって思った時ほど、「いや待って、今ここが基準だ、大丈夫だ」と自分に声をかけてあげると脳はいい感じに分泌をしてくれます。そんな風にスイッチを入れていくのが良いと思います。

自分を褒める

皆さんはお子さんを褒めるように、ご自身のことも褒めていますか。
例えばものすごく極端な話ですが、今日歯を磨いて職場に行って、「私、歯を磨いて、偉い、すごい!最高!」って褒めてみてください。そうしたら周りの人は大丈夫?って声をかけてくれるかもしれません(笑)。
これくらい、1回ハードルを下げていただきたいんです。
私目覚まし5回目でバッチリ起きて最高じゃない?とかでいいんですよ。

存在している自分自身を褒める

赤ちゃんの時って絶対的な愛があって、無条件で愛されるっていうことを体験しているんです。
泣いてもよしよししてもらえるし、おむつにおしっこやうんちしても大丈夫だよって言ってくれるし、1歩でも歩いたら「わーすごいね」ってなる。こんなふうに赤ちゃんの時は全肯定なんですよね。何かできるから認められるというわけではないんです。

何かができるから、その人が素晴らしいというわけではなくて、今存在して今生きている目の前のあなたが素晴らしいと私は考えているし、本当にそう思っています。
だって細胞は日々どんどん新しくなっているし、心臓は休むことなく動いてくれている。これって自分の一部ですよね。

だから自分の心臓ありがとうだったり、こんなに毎日目覚められる自分ってすごいね、頑張ってるねとか。当たり前のように歯を磨いて、当たり前のようにトイレに行って、当たり前のように電車に乗ってっていうのは、実は当たり前ではなくて、自分って結構やるじゃんっていう風に、思い立った時に自分を褒めていただきたいんです。

成し遂げなくても、当たり前を褒める

子どもに対しても、生まれたての時は健康で元気にそのままスクスク育ってほしいなって思うんですけど 、立ったら歩けるのはいつ?走るのは??ジャンプは?と、可能性や次の挑戦にどんどんいってしまうんですよね。
自然なことのようですが、それが過剰になってしまうと、何かできるようにならなきゃいけない、成し遂げないと褒めてもらえない、自分が今まで出来たことには価値がないと感じてしまうお子さんが結構いるんです。

自信が持てない幼稚園児の話し

以前、幼稚園児さんがとても暗い顔でお教室に入ってきたんです。
どうしたのって聞いたら「僕、今日幼稚園にしか行ってない。幼稚園であれやってこれやって…でもそれしかしてないの。」って、沈んだ声でポツリポツリと話すんです。「いやいや、暑い中幼稚園行って、みんなとお話しして、発表会の練習もして、ご飯もしっかり食べたんでしょ。すごいじゃん!」って言ったら「ええ??そうかなぁ」ってふっと顔が上がったんです。

自分が今できることは当たり前。いつも通りの自分は頑張っていないんだ。そんな風に感じているようでした。でも、それって、なんだかしんどいですよね。

大人だって日によって今日は疲れてるから自分に優しめにしたいなぁとか、疲れてる中でも頑張ってるから偉いなぁとか思いますよね。
日々の当たり前を当たり前と感じずに、これもいいんじゃない、これも頑張ってるんじゃないって見直していただけたら嬉しいです。

質問の質で人生が変わる!

突然ですが、ドラゴンボールの悟空は私の師匠です。私は悟空の「おめぇ、強いな!おら、わくわくしてきたぜ!!」このセリフが大好きなんです。
めっちゃ強い敵が目の前に来て、これから戦うんですけど、やられるかもしれないのにワクワクしちゃうんですよ。
孫悟空って、どういうマインド?「俺はできない、こんなことは無理だ」なんて思ってるでしょうか。違うと思うんですよ。
「よし!やってみるぞ~!」どうしたらいいかなぁ、この技だったらこの相手に効くかなぁ?と、心を躍らせながらこれからの展開を楽しみにしてると思うんです。

だからご自身への質問って大切。
この質問の質で人生変わるとも言われていますので、ぜひご自身やお子さんに対して「なんでできないのよ」とか「なんでこれやっておかなかったの」ではなくて、「それ、どうしたらできるかなぁ」「そこ困ってたのね!言ってくれてありがとう。じゃあ、どうやってみようか」という風に変換してみてください。
すると、するすると問題が解けていったりします。

脳のこと

脳の特徴を話させていただきますね。

①脳は主語を理解しない

脳は主語を理解しません。
なので、例えばA君に向かって先生が「なんで宿題忘れたんだ!いい加減にしろ、何度目だ!」って叱ったとします。そしたら周りの子も一緒に叱られているような感覚になってずーんってなってしまいます。
もっとびっくりなのは、実は言ってる本人(この場合は先生)の脳も傷ついているんです。
なので日頃から自分が発する言葉も少し意識すると良いかなと思います。

②否定語は否定語にならない

否定語は否定語にならないというのは、廊下を走らないでと書いてあっても走っちゃっているとか。水色の象を想像しないでくださいと言ったら、水色の象を想像してしまうとか。
なので最初から廊下は歩いてねとか、ピンクの象を想像してねなど、否定ではなく肯定のメッセージを出してあげると伝わりやすいです。

③意識をすると世界が変わる

意識を変えると世界が変わってくるというのは、例えばダイエットしたいって思ったらダイエットの看板ばっかりが目に入ってきたり。妊娠中は、今年はずいぶん妊婦さんが多いなぁって思ったり。自分の意識を変えると視覚から入ってくる情報がガラっと変わります。
なので、こんな1日にしたいなぁとか今年はこういう年にしよう!と意識すると、自然と毎日見るものに変化があらわれます。

④時間軸がない

時間軸がない。これは例えば梅干しは食べると酸っぱいですよね。梅干しを食べた瞬間と言われるとジワーって唾液が出てくるように、脳には時間軸がないんです。
だから嬉しい経験や辛い経験など、いろんなことがフラッシュバックします。
時間軸がなくてあちこち行っちゃうから、緊張したり自分の心がザワザワした時は今に集中できるようにすると良いですね。電気が光ってるなぁ、カーテンが揺らいでるなぁ、爪が少し伸びてきたなぁなど、目の前にあるものを観察して実況中継してみてください。
そうすることで、今この瞬間の感覚を味わい整うことができます。

⑤成功の大小がない

成功の大小がない。これには私もびっくりしたんですけど、脳的には運動会で一等を取ったのも、オリンピックで金メダルを取ったのも変わらないらしいんです。
だったら小さい成功体験が沢山あるといいですね。
これが素晴らしいという価値を付けしているのは左脳的な部分であって、実は原始的な脳の部分では成功の大小がないんです。

⑥間脳のフィルターRASの存在

間脳は、脳の中にRASっていうパカパカ開くようなフィルターのようなものがあるんです。
これは好きなものほどパーっと開きます。好きなものだと覚えやすかったり、苦手なものや嫌いものは逆にもうわからないって閉じてしまいます。
そこでポイントですが、「わからない」ってなると閉まって、「なるほど、そういうことか!」ってなるとどんどん情報が入って活性化していく。だからこそ、なるほど!という方向に導けるような言葉かけをしてあげるといいと思います。

⑦脳の栄養は酸素と電気

脳の栄養は、実は酸素と電気信号があるので、ちょっと冴えないときは参考にしてみてください。指で優しく頭をトントンしてあげるだけでOK。

⑧間脳とつながっている足の親指

足の親指が実は間脳とつながっているので、脳が疲れたなっていう時は足の親指をさわってあげることがオススメです。

脳波について

脳波もいろいろあるんですが、ミッドアルファー波は天才脳とか超集中と言われていて、スポーツ選手などゾーンに入っている状態の時の脳波です。子どもが夢中になって一生懸命やっている時って実はそのゾーンに入っていて、リラックスしてるけど集中してる時なんです。
なので、時間が許す限りお子さんが集中している時は、そのままその作業を続けさせていただきたいと思います。

あとよく頑張れ頑張れっていう言葉かけをすると思うんですが、あんまり頑張りすぎると実は一番上のガンマ派までいってしまいます。
争いとか闘争モードで、アドレナリンが出てきてしまうので、長続きしないエネルギーになります。
なので「頑張れ、頑張れ」よりは「いい調子だね」とか「いいぞ~」「そんな感じ!」など、寄り添ったエールを送ってあげると持続可能な状態を保ちやすいです。

マインドフルネス

イライラしたりカーッとなったり、人間だれしもあると思うんですが、実はこれ原始的な反応でいた仕方のないことだったりします。
遠い昔、洞穴生活を私達がしていた頃、敵が来たら逃げるか戦うかしか選択肢がないっていう時にスイッチを入れなきゃいけなかったんですよね。その原始が残っているので、突発的にカッとなってしまうことがあります。

なので、そのマインドのコントロールとして、まずはイラッとしたと気付く。自分で観察する。
そしてこういう時は深呼吸すると良いですね。肺は唯一自分の意思でコントロールできる臓器です。呼吸を整えたら、目の前の人と自分、双方にとってベストは何だろうと冷静に考えていきましょう。

大事なことはイラっとした自分を責めない、これが重要なんです。
自分を責めてしまうと問題がややこしくなってしまいます。
人格を否定しないとよく言いますが、起きたことは起きたこと。その時、自分なりに感じているからこその現象。イラッとした自分を責めない。そして、怒りとか嫌な部分は捨てるんじゃなくて、小さくしてちょっと横に置いておくというイメージがおすすめです。

無理に抑えつけたり我慢はしなくて大丈夫。自分の気持ちをまずは大事に感じていただきたいと思います。

許す・赦す

許す・赦すという言葉は両方”ゆるす”なんですけど、子育てにおいてもご自身においてもこのやってオッケーという許可の「許し」は難しくても、事後承諾的な「赦し」はできたりします。

「赦し」は何かというと、これは感情の赦しです。憎しみや恨み、怒りなどの感情で相手に「なんだよ!」って言いたくなるんですけど、感情の手放しができればその行為は許せなくても気持ちは消化できるんです。
これができないといつまでもイライラしたり、いつまでもフラッシュバックして苦しかったりします。

相手がした行動を認めるわけではないけれど、そのことによって自分がどう感じてどう価値をつけるかは自分が決められるので、ただマイナスに捉えるのではなく、感情の部分まで丁寧に向き合ってみてください。
行為と感情は別のものとしてコントロールしていくと、心の整理がつきやすくなります。

エネルギーUP 言霊集

言葉は言霊と日本では言われており、エネルギー、パワーがあります。
なので、例えば自分自身が嬉しい、元気がでる、勇気づけられた言葉なんかを思い起こしながら書いてみてください。お子さんがいらっしゃる方だったらお子さんが好きな言葉もオススメです。
ちょっと疲れた時やエールを送りたい時に、今日はこの言葉を多めに使ってみようかなっていうように、オンリーワンの言霊集があると楽しいですよというご紹介です。

言葉の言語を考えてみよう

お子さんに行ってきます、いってらっしゃい、ありがとう、ごめんなさいっていう言葉を当たり前のように声かけしていると思うんですけど、これらの言葉にも語源があるので簡単にご紹介させていただきますね。

いってきますには、実は、必ず帰ってきますねという思いが入ってます。

いってらっしゃいには、無事に行って帰ってらっしゃいという祈りも入っています。なんだか素敵ですよね。

ありがとうっていうのも、あること自体に感謝して、これが当たり前じゃないよねという意味です。

そして、一番お伝えしたいのは「ごめんなさい」なんですけど、お子さん同士でトラブルがあった時に、なかなかごめんなさいって言えないお子さんがいます。ごめんなさいは相手のことを尊敬できてないと、なかなか言葉にすることが難しかったりするんです。
だから、心からごめんなさいを言う為にはいくつかのハードルがあるので、最初からごめんなさいは言えなくていいんです。
ぶつかった時には「大丈夫だった?」とか「痛かった?」とかまずは相手の様子を確認したり、気持ちを聞いてみたり。今、何が起きたのかを冷静に確認した上で次の行動ができるように声掛けをしています。

愛【LOVE】の語源

最後は愛の語源です。

Listen(聴く)。耳、目、心で聴く。聴くってね、耳だけじゃないんですよ。ハートで聴く。

Over Look。長い目で見る。今この瞬間でジャッジしない。これだけじゃないよな、見ていないとこであんなことあったかもしれない、先々はこうかもしれないなと長い目で見ること。

そしてVoice、声をかける。言霊をとばしてください。

最後はExcuse、赦す。

実はこれがラブ、愛の語源です。
とっても素敵で、これさえあればいいんじゃないかと私も心が軽くなった言葉だったので最後にシェアさせていただきました。

Q&A

Q1. もう3歳なんだからと夫は言い、私はまだ3歳なんだからという気持ちです。ここがずれていると子どもは混乱してしまうのでしょうか?

我が家も全然声かけが違うんですよ。きっと園や学校でもそうだと思います。

例えば、特性のあるお子さんで、療育を併用して通われる時には同じような考え方の療育に行った方が混乱しないというお話はありますが、個人的には家庭内では考え方や声かけが違ってもいいと思います。こんな人もいてあんな人もいるっていう社会の縮図が家庭にもあるというような捉え方です。

あとはご主人がもう3歳だからという言葉を使われるのは、もしかしたらそういうふうに、もう中堅なんだからとか、もういい年なんだからやれて当然だろうというような言葉を日常で受けていらっしゃるかもしれないですね。

お母さんのまだ3歳なんだからっていうのは、私はいいと思います。家庭内でずれてちょっとどうかなって思ったときに、お母さんがまだパパも3歳だもんねって思ってあげられると、その場の空気がふわっと柔らかくなるかなと思います。

Q2.どうしても否定の言葉で怒ってしまったりするので気をつけようと思います。言葉の発達がゆっくりで、じゅんこ先生がお子様の言葉の発達で気をつけていることややっていることがあったら教えてください。

まずは、否定の言葉が出てしまっても大丈夫です。その後、フォローしてあげてください。
だめだよって言った後に、これだとママは助かるなとか、本当はこう言いたかったんだけど、先にダメって言っちゃった。次はこれを出せるようにやってみるねとか。
否定の言葉で終わりにしないことが大事かなと思います。

あとは、これは言語聴覚師の方から教えていただいたことなんですけど、言葉はやっぱりやりたいとか話したいとか、気持ちがあるから言葉を出したくなる。だから、まずはその伝えたい気持ちを大事にしてあげてください。そして、これを話したいのかな?という代弁をしながら、気持ちに寄りそって対話することを大切にしています。

Q3.本当はできることをやってと言われた時、やってあげた方が良いのでしょうか?

できるし、やれちゃうんだけど、今日はやって欲しいって言うこともありますよね。やってあげていいと思います。
甘えたい時もありますし、コミュニケーションの一つでもあると思います。

時にはこちらのお手伝いを頼んでみるのも良いと思います。洗濯物一緒にやってほしいなーとか。この後一緒に遊びたいんだけど、ちょっとママのが終わらないから助けてくれない?など。
疲れてやりたくない、手を抜きたいだけじゃなくて、メッセージがきっとあったりするんじゃないかなって私は捉えています。

なので、もちろんママだって今はできないっていう時には、やらないっていうのも一つですし、靴ひもとかでしたら、片っぽママがするから片っぽはやってみよう、よーいどん!とゲーム感覚にしてみるのも。お互いに助けて♪って声を掛け合ってみるのもいいですね。

Q4.水遊びや絵の具遊びなど手が汚れるような遊びをすごく嫌がります。これがわがままなのか、生理的に無理なのかが分からず悩ましいです。無理してやらせるべきなのか、やらせないのか、どっちがいいでしょうか。

感覚過敏があるお子さんもいらっしゃいますし、わがままではないと思います。
お砂場の砂が苦手とか、絵の具とか、ベトベトする水のりなども苦手かもしれないですね。水遊びはどういう程度かで変わってくるかもしれません。お風呂も嫌かな?

なので、例えば砂だったら袋に入れた砂を袋の外からちょっと触ってみるとか。絵の具は指にティッシュなどを巻いてみて、ティッシュ越しで少し触ってみるとか、指と対象物の間に何かクッションになるようなものを入れてあげてもいいかもしれないですね。
黒板をキーってする音が私は苦手なんですけど、それを「大丈夫だよ、慣れるから」と言って、毎日キーってやられたら、もうその場に行きたくなくなりますよね。
感覚には慣れることが出来ないもの、根性論ではどうしようもないものもあります。ですので、まずは少し緩和しながら様子を見てあげるといいかもしれませんね。

BELTAでは、ライフステージの変化によって生まれる不安や疑問を笑顔に変えられるように、資格を持った専門家やプロフェッショナルが実施したイベントをレポートとしてお届けしています。本日共有した内容が、皆様の参考になれば幸いです。