乳児湿疹の症状いつからあった？赤ちゃんの肌に対する意識調査

女性ライフステージブランドBELTAは、出産後のママ331人を対象に、「乳児湿疹、赤ちゃんの肌の悩み」に関する調査を実施いたしました。

目次（クリックでジャンプ）

乳児湿疹とは

赤ちゃんの約80％が肌トラブルを経験しているといわれる「乳児湿疹」。
「乳児湿疹」とは、赤ちゃんの肌トラブルの総称です。乳児は生後2〜4ヶ月頃まで皮脂分泌が盛んで、その後は急激に減少するため皮膚トラブルを起こしやすく、湿疹が悪化しやすいのも特徴の一つです。

育児中ママ331人のアンケート結果

乳児湿疹を経験したことがある？

Q1：乳児湿疹を経験したことがある

A1：あった　85.2％
　　あった気がする 12.1％
　　なかった 2.7％

産後⾚ちゃんの乳児湿疹を経験したことがある⼈は「あった(85.2％)」「あった気がする(12.1%)」を合わせると、全体の97.3％にも上りました。この結果から乳児湿疹の症状がない⾚ちゃんの⽅が珍しいということがわかりました。

乳児湿疹が起きた月齢はいつから？

Q2：乳児湿疹を初めて経験したのは、生まれて何ヶ月ころでしたか？

A2：0ヶ月～3ヶ月　87.3％
　　4ヶ月～6ヶ月　9.4％
　　7ヶ月～9ヶ月　2.4％
　　10ヶ月～12ヶ月　0.3％
　　1歳以降　0.6％

乳児湿疹が起きた⽉齢を聞いてみたところ「0ヶ⽉〜3ヶ⽉(87.3％)」という回答が最も多く、1ヶ⽉検診頃に肌の悩みが多くなっているということがわかりました。
近年、湿疹やアトピー性⽪膚炎は⾷物アレルギーの発症のリスクがあることが研究されており、新⽣児からのスキンケアでアトピー性⽪膚炎の発症リスクが3割以上も低下することが発表されています。※
そのため、初期症状のうちに治しておくことが重要です。

※参考：世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見 | 国立成育医療研究センターより

乳児湿疹が起きたときのみんなの対策は？

Q3：乳児湿疹が起きたときにどのような対策を行いましたか？(複数回答)

A3：乾燥が原因だと考え保湿をたくさんするようにした　50.6％
　　病院に行った　35.2％
　　ベビーソープが原因の1つと考え違うベビーソープに買い替えた　12.5％
　　何もしなかった　1.7％

乳児湿疹が起きたときの対策としては、「保湿をたくさんするようにした(50.6％)」と乾燥が原因だと考え保湿ケアをする⼈が約半数以上に上るものの、約3⼈に2⼈は病院には⾏っていないことがわかりました。
⾃由回答からは「乳児湿疹はホームケア(市販品)で対処していくべきなのか、病院に⾏って薬を処⽅してもらうレベルがどのくらいなのか、ネットなどで調べていてもなかなか⾃分で判断できなかった。」「ひどくなると病院に⾏ったが薬を塗ることにも抵抗があり、普段のクリームもどれが本当に良い物なのかわからなかったので悩んだ。」という回答も。

肌の刺激になる成分を知っていたか？

Q4：乳化剤や浸透剤、洗浄剤として使われている界面活性剤が肌の刺激になることを知っていましたか？

A4：知らなかった　50.8％
　　知っていた　49.2％

清潔にするために使っている泡立ちの良いベビーソープやアルカリ性の固形石鹸、保湿剤の乳液やクリームに使われている界面活性剤が肌の刺激になるこを知らない人が半数以上いることがわかりました。
自由回答では、「いくら保湿や洗浄をしても乳児湿疹になってしまい、自分が悪いのかすごく悩み辛かった。」という回答が寄せられました。

乳児湿疹の落とし穴、界面活性剤が含まれているのは洗剤やベビーソープだけではない？

アンケートの結果から、乳児湿疹の対策として保湿をした人が半数以上いることに対して、界面活性剤に刺激があることを知らない人が同様に半数いることがわかりました。
保湿をしても肌に刺激を与えてしまう保湿剤を使っていて、なかなか治らない乳児湿疹に悩みを抱えている人がいることが明らかになりました。

ベビーオイルの選び方

赤ちゃんのスキンケアで保湿をすることが大切であると考えられていますが、使用する保湿剤を考慮する必要があります。
洗剤やベビーソープでは気にしている界面活性剤が保湿剤にも使用されていることに注意が必要です。

界面活性剤とは

洗剤やシャンプー、ボディーソープなど洗浄剤に含まれていることではよく知られている界面活性剤ですが、乳化させるためにもよく使われている成分になります。
水と油のように混ざり合わない成分を乳化させるために界面活性剤が使用されるのです。
界面活性剤は皮脂膜を壊し、肌のバリアを弱くしてしまうこともあるため、ベビーソープなどお湯で流すものとは違い、保湿剤として肌に残るものには注意が必要です。