妊娠しやすい時期を基礎体温や月経周期から知る

妊娠検査薬を使っている女性

妊娠を希望している方にとって大事なのが、“妊娠しやすい時期”と言われる「排卵日」です。排卵日を意識するかしないかでは妊娠の確率も大きく変わってきます。そのため、妊活中の夫婦はこの排卵日を毎月意識しておくことが大切です。

排卵日の1~2日前が妊娠しやすいタイミング

夫婦

一般的に排卵日の1〜2日前が最も妊娠しやすいタイミングと言われています。

女性の体内での精子の寿命は2〜3日ですが、排卵後の卵子は約1日。排卵日は早まることも遅くなることもあるため、排卵日の数日前から2日置き間隔で性交渉をすると妊娠する確率も高まります。

排卵日は毎月訪れますが、月経と違いそのサインはなかなかわかりにくいもの。そのため、小さな体の変化から排卵日を予測することが妊娠するためのカギを握っています。

夫婦で排卵日にタイミングを合わせられるように、ここでは排卵日を予測する定番の方法をご紹介します。

基礎体温から予測する

基礎体温とは生命維持に必要な最低限のエネルギーしか消費していない状態で測る体温のこと。妊活などで婦人科に通った際に指示を受けることが多いのが基礎体温の計測です。

この基礎体温を毎日チェックすることで、排卵日の予想だけでなく、月経日の予想なども行うことができます。基礎体温を自身で計測し、作成した基礎体温表を元に婦人科の先生から性交渉する日のアドバイスを貰うケースが多いです。

基礎体温の測り方

基礎体温の測り方

基礎体温は朝起きて寝たままの状態で、舌の裏側に婦人体温計(基礎体温計)を5分間入れて計測した体温のことを呼びます。目覚めたら動かずに計測する必要があるため、寝る前に枕元に基礎体温計を置いておくとスムーズです。

基礎体温計を舌の裏側に入れたら軽く口を閉じておきます。位置は舌の裏の奥に筋がありますが、その脇がベストです。

また、基礎体温は微妙な変化で変わってしまうため、朝起きてすぐトイレに向かってしまうという行動にも注意しましょう。

※参考:基礎体温とはどういうものですか。(日本産婦人科医会)

基礎体温でわかること

基礎体温表

基礎体温の変化は女性ホルモンのバランスに関係があり、月経と深い関係があります。女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があり、それぞれの割合が変化する仕組みになっています。

排卵日までは卵胞ホルモンが優位になる低温期、排卵日を過ぎると黄体ホルモンが優位になる高温期と呼ばれます。月経が始まると低温期に入り、排卵が終わると高温期に入りますが、妊娠に至らなかった場合は月経が起こります。

変化から妊娠しやすい時期を予測

基礎体温を計測したグラフ

基礎体温を計測したグラフで排卵日を予測することが可能です。排卵日は低温期の最終日に起こることが多いと言われています。低温期の中で最も基礎体温が落ちた時がそのタイミングです。そして排卵が起こるとグーンと基礎体温が上がり、排卵があったことがわかります。

しかし、この低温期の最終日を事前に予測するというのはなかなか難しいもの。後日にタイミングの確認として利用している方も多いです。

また、高温期と低温期の差があまりない女性もいます。高温期と低温期の差が少なかったり、入り乱れているような状態が2~3カ月続くようであれば、女性ホルモン分泌に何か問題があったり、婦人科系の病気があるかも知れません。

そういった場合は医師や専門医に相談するようにしましょう。

※参考:月経周期や高温期の基礎体温は年齢によって大きく変化(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)

月経周期から予測する

月経周期が書いてあるカレンダー

月経周期から排卵日を予測する方法も一般的。月経周期の長さに関わらず、次の月経予定日の12〜16日後に起こるという「オギノ式」と呼ばれる予測方法も有名です。

ただし、月経周期は安定しているものではなく、体調によって乱れることも多いため、月経不順の方は予測が難しいといったデメリットもあります。基本的には排卵日を予測する目安として考えておきましょう。

下記の排卵日チェックカレンダーを利用して予測してみてください。

排卵チェックカレンダー

排卵検査薬から予測する

排卵検査薬

排卵日を知るために市販されている排卵検査薬を利用する方法もあります。尿の中に含まれる黄体形成ホルモン(LH)の濃度によって排卵日を予測するもので、排卵が近づくと急激に増えていきます。このホルモン値がピークになったときから約36〜40時間以内に排卵するため、そのメカニズムを利用した予測方法です。

排卵検査薬の使用は排卵が始まると思われる数日前から開始します。基礎体温のチェックや排卵日カレンダーなどと並行し、排卵日の予想を立てながらその数日前に使用すると可能性が高まります。

排卵には3つのタイプがあります。

  • ・Aタイプは排卵してから2~3日して高温期に入る女性
  • ・Bタイプは排卵して翌日にはもう確実に高温期に変わる女性
  • ・Cタイプは体温が高くなってから2~3日で排卵する女性

例えばAタイプとCタイプでは、予測は大きく違ってしまうことにもなりかねません。

しかし、基礎体温チェックと排卵検査薬の両方を使うことで、それに合わせてタイミングを計ることができます。

この違いは体に問題があるのではなく黄体ホルモンに対する反応がとても早い人、普通の人、とても遅い人という個人差があるためと言われています。

排卵日が近くなると体に起こる変化から予測する

腹痛がある女性

基礎体温や月経周期の計算だけでなく、排卵が近づいた時に起こる体の変化から予測する方法もあります。

おりもの

妊活している人にとっておりものは重要なサインの1つです。排卵日の直前になるとおりものの量が増加します。

おりものは受精をサポートするための働きがあり、排卵日直前になると増加するのはそのためだと言われています。

しかし、おりものの量も個人差があるため、量が増えたと感じたからと言って、必ずしも排卵日とは限りません。こちらもタイミングを合わせる目安と思っておきましょう。

排卵痛

排卵日の前後に「排卵痛」と呼ばれる腹痛が起こる場合もあります。卵子が卵巣から排出される際に起こる痛みと言われています。

排卵の予想日付近に腹痛があった場合はタイミングの目安としておきましょう。また、人によっては腹痛ではなく、腰痛を感じる場合もあります。

妊活のためにできること

ベルタプレリズム

平均的な月経の周期から考えると、月に一度は妊娠できるタイミングがあると言えます。そのため、いつ妊娠しても良いように、栄養面から妊娠に備えた体をつくっておくことも大切です。

また、体の健康状態を維持することも妊娠に向けた体作りの基本です。生活リズムや栄養面を見直して、妊娠しやすいタイミングに向けて準備しておきましょう。

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