ピニトールの妊活への効果とは

不妊で悩む欧米の女性に注目されているのがピニトールの成分です。ピニトールとはマメ科の植物に含有されているイノシトールの一種です。1987年インドにおいて、ブーゲンビリアの葉から分離されました。
日本での知名度は高くないため、ピニトールにどんな効果があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。ここではピニトールについて解説しています。
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管理栄養士が監修

BELTA専属 管理栄養士
鳴海 菜々恵
(なるみ ななえ)
ピニトールの効果
ピニトールはグルコーストランスポーターに関わり、インスリンと同じような働きをすると言われています。イソフラボンは“植物性のエストロゲン”などと呼ばれていますが、ピニトールは“植物性のインスリン”とも呼べる成分です。
インスリンは糖代謝に深く関わり、血糖値を下げてくれる働きがありますが、ピニトールも同様の働きをします。その働きから以下のような効果が期待できます
※参考:ピニトールとカイロイノシトール
多嚢胞性卵巣症候群の予防・改善
不妊の原因と言われている多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と関連しているのが血糖値です。多嚢胞性卵巣症候群と診断される方の1/3は肥満体質とも言われています。
血糖値が高くなり肥満体質になることで排卵に支障が出ると言われており、インスリンの役割としてピニトールを摂取することで多嚢胞性卵巣症候群の予防や改善が期待できます。
月経不順の予防・改善
月経不順になる原因の1つに糖尿病があります。糖尿病の人は血糖値も高くPCOSと同様に排卵に支障が出やすい体質でもあります。ピニトールの働きによって血糖値を抑制することで、月経不順にも有効とされているのです。
ピニトールの働きによって血糖値を抑制することで、月経不順にも有効とされているのです。
糖尿病など生活習慣病の予防・改善
血糖値を上げない働きから、糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防にも効果的です。男女関係なく年齢を重ねると代謝も落ちやすく、様々な生活習慣病の予備軍になっていきます。
また、妊婦になると「妊娠糖尿病」になる方もいます。妊娠すると様々なホルモンが分泌されますが、そのホルモンによってインスリン分泌が抑制されるため、血糖値が上がりやすくなります。
しっかりと母乳を赤ちゃんにあげるためにも水分補給をしっかりしましょう
妊活中からピニトールを摂取しておくことで、血糖値の上昇を防ぎます。
ピニトールが含まれている食品
大豆

大豆と聞くと豆腐や納豆のイメージを持つ方も多いと思いますが、ピニトールは水に溶けやすい性質を持つため、調理の段階で栄養が失われてしまいます。そのため、大豆の粉のきなこなどがおすすめです。
また、大豆食品はイソフラボンが含まれており、植物性エストロゲンも豊富なため妊活のために有効な食品でもあります。
アイスプラント

アイスプラントはご存じのない人もいるかと思います。
南アフリカ原産の野菜(植物)で、葉の表面に塩分の結晶がついています。まるで水滴の氷が付いているような植物で、食べてみると塩味のするしゃきしゃきした食感です。アイスプラントはピニトールだけでなく、ミネラルや抗酸化作用が高いプロリンも含まれています。
最近はアイスプラントを植物工場で栽培するようになり、安定して生産できるようになったと言われていますが、スーパーなどで見かける機会はあまりなく、まだまだ珍しい野菜の1つです。
サプリメントで効率的にピニトールを摂取しよう

ピニトールを食品から摂取しようと思っても、大豆やアイスプラントを日々たくさん食べるのは難しいですね。妊活中にピニトールを摂取するのであれば、サプリメントの利用がおすすめです。
ベルタ葉酸サプリは、ピニトールを配合した葉酸サプリです。ピニトールのほか、厚生労働省推奨のモノグルタミン酸型酵母葉酸480µgと、鉄分・亜鉛・ビタミンDを、妊婦さんの1日あたりの推奨摂取量配合(厚生労働省・日本人の食事摂取基準2015年版)しています。
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ピニトールの効果や、ピニトールが含まれている食品についてさらに詳しく知りたい場合は、管理栄養士にご相談ください。
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