不妊治療に関する気になることを聞いてみました!
妊活
菅首相による総理就任時の「不妊治療の保険適用」 発言が話題となりました。
今後、不妊治療の保険適用が実現すると、不妊治療による金銭的負担が軽くなる方は少なくないでしょう。
一方、金銭的負担だけではなく、仕事と治療の両立やパートナーとの関係など、不妊治療には様々な側面での悩みがあります。
これから妊活に取り組むにあたり、不妊治療経験者のリアルな体験や実際の取り組みなどについて、気になるという方も多いはず。
そこで、3歳以下の子どもを持つ不妊治療経験のある女性を対象に、「不妊治療」に関する実態調査を実施しました。
【経験者に聞きました】不妊治療にかかった金額×期間が判明!
「不妊治療(検査を含む)にかかった総額を教えてください」と質問したところ、『50万円未満(46.1%)』という回答が最も多く、次いで『50万円~100万円未満(22.8%)』『100万円~200万円未満(17.7%)』『200万円~300万円未満(7.8%)』『300万円以上(5.6%)』と続きました。
不妊治療の費用が50万円未満で済んだ方がいる一方で、半数以上の方が最低でも50万円以上かかっていることが明らかになりました。
不妊治療にかかる費用は、やはり高額という印象を受けます。
では、どのくらいの期間、不妊治療を行っていたのでしょうか。
「不妊治療を始めてから妊娠するまでどのくらいの期間がかかりましたか?」と質問したところ、『6ヶ月以上~1年未満(25.2%)』という回答が最も多く、次いで『1年以上~2年未満(23.2%)』『3ヶ月以上~6ヶ月未満(18.8%)』と続きました。
1年未満で授かった方も少なくない一方で、20%以上の方が2年以上の治療期間を経て妊娠・出産に至ったことがわかります。
妊活中の“ストレス”と“ストレス解消法”を聞いてみました!
不妊治療は、配偶者はもちろん、妊活中の女性にとって精神的にも肉体的にも大きな負担となりますが、具体的にどのようなことに“ストレス”を感じていたのでしょうか?
「不妊治療中に“ストレス”となったことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『費用がかかる(67.3%)』という回答が最も多く、次いで『先が見えない不安(52.7%)』『仕事との両立(時間面)(48.7%)』『治療による身体的負担(43.3%)』『配偶者・交際相手との温度感の違い(26.8%)』と続きました。
半数以上の方が、金銭面や将来のことに不安を感じていたようです。
不妊治療をはじめとする、少子化問題の先駆けとして「不妊治療の保険適用」といった子育て支援関連の制度が充実すると、金銭的負担が軽くなる方は少なくないでしょう。
また、金銭的負担だけでなく、働きながら出産や子育てができるような環境づくりも重要なポイントです。
不妊治療中は様々なストレスがあることがわかりましたが、具体的にどのような出来事があり、どのようにストレスを解消していたのでしょうか?
妊活中の〇〇がストレスだった…私のストレス解消法はコレ!
・「仕事と通院の調整だけでなく、上の子どもの園の迎えや預け先の調整、両親の介護との調整に苦労した。 先が見えない不安に加えて介護ストレスでさらに治療が上手く行かなかったが、ストレス発散にジムで運動すると体調が良くなった」(30代/パート/滋賀県)
・「身体を冷やさないように、食べ物や飲み物に気を遣っての生活や、親戚・友人からの何気ない一言に物凄くストレスを感じました。ストレス解消法は、とにかく妊活に理解のある夫や友人・母に話を聞いてもらうこと」(30代/専業主婦/愛知県)
・「夫が積極的ではなく、他人事のようだったことがストレスだった。解消法は不妊治療経験者の人に話を聞いたり愚痴を聞いてもらうこと」(30代/会社員/東京都)
・「赤ちゃんを授かりたいのに治療がうまくいかないもどかしさと絶望感がすごかったです。そこからくる他の妊婦さんへの妬ましさなどで自己嫌悪になり、悪循環でした。ストレス解消は、温かい飲み物を飲みながら映画をゆっくり見ること」(30代/パート/北海道)
・「病院の帰りには少し贅沢な美味しいランチを食べる」(40代/専業主婦/千葉県)
などの回答が寄せられました。
辛い治療中でも、周囲の人に話したり理解してもらったりしたことで「支えられた」という方もいらっしゃいました。
先の見えない不安が続くからこそ、自分に合ったストレス解消法が見つかると良いですよね。
【受診のタイミングを迷っている方へ】約5割の方が「妊娠希望の方は一度診てもらうと良い」と回答!
ここまで、実際の妊活中に感じたストレスやストレス解消法について、不妊治療経験のある方に伺ってきました。
では、不妊治療を行っていた女性たちは、妊活を始めてから病院を受診するタイミングについてどのように考えているのでしょうか?
そこで、「妊活を始めてからどのタイミングの病院利用をお勧めしますか?」と質問したところ、『妊娠希望の方は一度診てもらうと良いと思う(48.3%)』という回答が最も多く、次いで『半年ほど経って、自然妊娠していなかったら(27.7%)』『1年経って、自然妊娠していなかったら(16.0%)』と続きました。
半数以上の方が、1年未満での病院利用をお勧めしているようですが、早めの病院利用をお勧めする理由とは何なのでしょうか?詳しい理由について伺ってみました。
妊娠希望の方は一度診てもらうと良い
・「一度診てもらって、異常がなければそのまま自然妊娠を望めば良いと思うし、もし何か不妊の原因があった場合、治療を開始すれば良いと思うから」(30代/専業主婦/埼玉県)
・「自分が生理不順で、結婚を機に子どもが欲しくて通い始めました。1年で12回しかチャンスはありません。年々歳もとるし、不安感が凄かったです。あれ?と思う事があれば、できるだけ早く病院を利用する方が良いと思います」(30代/専業主婦/奈良県)
半年ほど経って、自然妊娠していなかったら
・「最初の数ヶ月は基礎体温もつけなくてはいけないので半年程様子を見つつ体温を測って結果も一緒に病院に持って行くと良いと思ったから」(30代/専業主婦/東京都)
・「年齢にも影響されると思いますが、まずは自然でチャレンジしてみても良いのではないかと思います。半年をめどに妊活への移行を準備すると、気持ちに余裕が生まれると思うから」(40代/専業主婦/東京都)
1年経って、自然妊娠していなかったら
・「3年自然妊娠できなかったが自分も病院に通ったら思いの外早く妊娠できたから」(30代/専業主婦/神奈川県)
・「1年以上自然妊娠しなかった場合を、不妊症と呼ぶと病院で教わったから」(30代/専業主婦/東京都)
などの回答が寄せられました。
焦る必要はないという意見とともに、自分の身体について知ることで不安の軽減に繋がることや、不妊治療について相談するためにも病院の利用をお勧めするといった意見が多くありました。
先ほどの調査で、病院利用をお勧めするタイミングについて明らかになりましたが、妊活で病院を利用する以外にどのようなことを行っていたのでしょうか?
「不妊治療以外に妊活で行っていたことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『基礎体温の記録(70.2%)』という回答が最も多く、次いで『サプリの摂取(53.5%)』『体を冷やさないようにする(51.8%)』『バランスの良い食事(38.4%)』『規則正しい生活(34.6%)』と続きました。
妊娠しやすいタイミングや身体の状態を把握する方法として、基礎体温の記録は有効な手段だと言われているため、妊活に取り入れる女性は多いでしょう。
また、半数以上の方が何らかのサプリを取り入れていたようです。
女性は鉄分や葉酸といった成分が不足しがちだと言われているため、食事だけでは摂取できない栄養を補うためにサプリを利用しているのかもしれません。
【妊活サプリを飲んでみて!】〇〇を重視すべき3つの栄養素が明らかに
妊活中は特に食事や飲み物に気を遣う方は多いと思いますが、病院はそうしたサプリメントの摂取をどのように認識しているのでしょうか?
そこで、「不妊治療中、病院からはサプリの摂取を推奨されていましたか?」と質問したところ、5割近くの方が『はい(45.4%)』と回答しました。
およそ2人に1人が、サプリの摂取で栄養を補うことを推奨されていたことがわかりました。
では、実際に不妊治療を行いながらサプリを摂取していた方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
そこで、「不妊治療中、妊活のためのサプリを摂取していましたか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい(71.2%)』と回答しました。
妊活のために、必要な栄養をサプリメントで補うという女性が多いようですが、そうしたサプリで重視すべき栄養素とは何でしょうか?
そこで、「妊活中摂取するサプリに必要な栄養素は何だと思いますか?(上位3つを選択)」と質問したところ、『葉酸(88.9%)』という回答が最も多く、次いで『亜鉛(57.8%)』『イソフラボン(53.7%)』『マカ(50.1%)』『たんぽぽエキス(25.7%)』『コエンザイムQ10(16.9%)』と続きました。
もはや妊活にとって葉酸は、サプリで補うべき必須の栄養素と言えるでしょう。
また、亜鉛やイソフラボン、マカといった栄養素を重視している女性も多いようです。
【まとめ】妊活についてわかったこと
今回の調査で、不妊治療に関して実際にかかった費用や期間、リアルな悩みが明らかになりました。 不妊治療を経験した女性は、金銭面に加え、精神面や生活面など様々な場面でストレスを感じていた方が多く、自分なりのストレス解消法も大切だったようです。
また、不妊治療以外の取り組みとしてサプリを取り入れていた方は7割以上で、女性に不足しがちな“葉酸”や “亜鉛” をはじめ、妊活において注目されている“イソフラボン”“マカ”といった栄養素を重視して選んでいたようです。
妊活を進めるにあたり、自身のストレスの原因を知り解消法を見つけることに加え、ご自身の健康や赤ちゃんを迎える準備のために栄養素を複合的に摂取できるサプリを利用してみてはいかがでしょうか?