ピル使用中の女子大生に聞く
「副作用は?」「今後も使用したい?」
女子大生
昨今は、手軽にピルの処方を受けることが出来るサービスの普及や、企業の働く女性に対する健康支援の後押しもあり、ピルに対する認知は普及してきています。
一方で、その使用率は世界で見ると非常に低く※1、その理由の一つに「ピルに対する正しい知識の普及不足」や「ピルに対するネガティブなイメージ」が関係しているといわれることもあります。
こうした状況を受けて、女子大生のピルの使用の実態やピルに対する認識について調査を実施いたしました。
そもそもピルとは?正しく使うことで「月経痛軽減」や「子宮内膜症への好影響」も
ピルは女性ホルモンを含む医薬品で、生理周期にあわせて服用することで排卵抑制や避妊の効果が得られます。
「避妊薬」という認識を持たれることもあるピルですが、体質にあわせて医師の指導のもと正しく服用することで月経痛軽減や、子宮内膜症への好影響、子宮体癌のリスク減少などができるとされています。
ピルの正しい活用は、将来に向けた健康管理にもつながるのです。※2
女子大生、約4人に3人はピルの使用経験「なし」
ピルを使用している/使用したことがあると回答した女子大生は全体の26.7%いました。
約4人に3人はピルの使用経験がないことがわかります。
女子大生が持つピル使用への「怖いイメージ」「間違った知識」
正しいピルの使用により生理症状や不調の軽減に繋がるといわれていますが、ピルを使用していない人を対象に「生理症状や不調」の有無を聞いたところ、何かしらの症状や不調を感じている人は97.4%いることがわかりました。
ピルを使用していない人に、ピルに対するイメージを聞いてみたところ、ピルの効果に関する印象が続きました。
「避妊(82.1%)」
「生理痛の軽減につながる(79.5%)」
「生理不順の改善を期待できる(60.3%)」
「生理日を移動できる(51.3%)」
また、ピルの使用に関して「怖い」というイメージを持つ人もいることがわかります。
「副作用が怖い(34.6%)」
「なんとなく怖い(21.8%)」
さらに、以下回答を見るとピルに対して間違った知識やイメージを持っている人も一定数いるようです。
「妊娠しにくくなる(17.9%)」
「性感染症の予防になる(7.7%)」
気になる副作用は?今後も使用したい?ピル使用経験のある女子大生の声
ピルを使用している女子大生に「ピルを使用して経験したことのある症状」を聞いたところ、「(症状は)感じなかった(60.7%)」という人が最も多く、その他感じた症状として「軽い吐き気(17.9%)」や「倦怠感(7.1%)」「頭痛(3.6%)」などがあげられました。
また、ピルを使用して感じた症状や副作用がどれくらい続いたか聞いたところ「1か月(72.7%)」という回答が最も多く、次いで「3か月以上(18.2%)」「3か月(9.1%)」と続きました。
症状の感じ方には個人差があるようです。
ピルを使用したことのある人に「ピルを使用してみて感じた効果やメリット」を聞いたところ、「生理痛が軽くなった(53.6%)」「生理不順が改善した(53.6%)」などの効果を感じている人が半数以上いることがわかりました。
ピルを使用したことのある人に、「今後もピル使用していきたいと思いますか?」と聞いたところ、ピルの使用を継続したいと考えている人が82.1%いることがわかりました。
調査結果まとめ
・女子大生の4人に3人はピルを使用したことがない
・ピルを使用していない女子大生のうち97.4%が生理不調や症状を感じている
・ピルを使用していない女子大生の中には、ピルへの間違った知識やネガティブなイメージを持つ人もいる
・ピルを使用して感じる症状や副作用には個人差があるが、6割は副作用や症状を感じていない
・ピルを使用した女子大生が感じている効果として多いのは「生理痛軽減・生理不調改善・予定が立てやすくなった」
・ピルを使用している女子大生のうち今後もピルを使用していきたいと思っている人は82.1%
今回のアンケートを通して、女子大生のピル使用の実態やピルを使用していない女子大生のピルに対するイメージなどが明らかになりました。
ピルを使用していない女子大生の中には、ピルの使用目的や効果として正しい知識を持っている人もいる一方で、間違った知識やネガティブなイメージを持つ人もいるようです。
また、ピルを使用している女子大生にその効果や使用してみての症状について聞いてみると、個人差はあるものの、使用することでのメリットや効果を感じている人が多いこともわかります。
選択肢の一つとして知っておこう!不調を感じる人は一度婦人科に相談を
ピルは薬のため副作用を感じることもあるといわれており、専門医の指導に基づき使用することが重要となります。
もちろん、生理症状の軽減を目的としたピルの使用有無は個人の自由です。
一方で、日々感じている不調や症状の裏側には、病気や疾患が隠れている場合もあるため、症状や不安を感じている人は、婦人科で相談してみると良いかもしれません。
プレコンセプションケア:正しい知識をもとに健康ケアをしていこう
BELTAでは、大学生をはじめとした若い世代の方にプレコンセプションケアを推奨しています。
プレコンセプションケアは、直訳すると「妊娠前の準備」という意味になりますが、これは今すぐに妊娠を望む人だけが対象とされる考え方ではありません。
将来、自分が望むライフプランを選択するために自身の身体に興味を持ち健康的にケアしていく、という考え方です。10代後半〜20代前半の女子大生が「あの時こうしていれば良かった」「もっと早くに知りたかった」と思うことがないよう、BELTAでは若者向けの情報発信やサポートを行ってまいります。
の取り組み
■調査概要
調査対象者:現役女子大生
大学区分:4年生大学(共学・女子大)、短期大学(共学・女子大)
調査期間:2024年8月28日〜2024年12月02日
有効回答者数:105名
※1:2019年国連統計 ピル服用率 日本2.9%/アメリカ 13.7%/イタリア 19.1%/イギリス 26.1%/カナダ 28.5%/ドイツ 31.7%/フランス33.1%
※2:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン:平成17年2月日本産婦人科学会編
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