閉じる
閉じる
閉じる
閉じる

妊婦や妊活中の男女に亜鉛が与える効果とは

亜鉛が含まれている食材

妊娠中の方や妊娠に向けた準備をする夫婦にはたくさんの栄養素が必要とされていますが、亜鉛も大事な栄養素のひとつです。

しかし、亜鉛が実際どのような働きがあるのかを知っている人は、意外と少ないかもしれません。普段の食生活の中で馴染みの薄い亜鉛ですが、妊活や妊娠中における亜鉛の働きや、相性の良い栄養素、亜鉛が含まれている食材などを紹介します。

管理栄養士が監修

BELTA専属管理栄養士の顔写真

BELTA専属 管理栄養士
鳴海 菜々恵 (なるみ ななえ)

亜鉛の働き

人が生きていくために欠かせないミネラルのひとつが亜鉛です。タンパク質の合成に深く関わっていて、妊活や妊娠においても様々な働きがあります。

※参考:亜鉛の働きと1日の摂取量(健康長寿ネット)

※参考:亜鉛(厚生労働省)

生殖に関わる働き

夫婦

亜鉛は、体の中でたくさんの酵素の働きに関わっているミネラルで、細胞分裂にも欠かせません。

男性の場合

亜鉛は男性の生殖機能に関わるミネラルとして知られていて、精子との関係についても研究が進んでいます。

女性の場合

女性の場合も、亜鉛と卵巣の働きとの関係が注目されています。

免疫の働きに関わる

笑顔の女性

亜鉛は、免疫の働きにも関わっているミネラルです。妊活中は元気な体を保つことが大切なので、男女ともに不足しないよう意識しましょう。

妊娠中は必要な量が増える

子どものことを考えている女性

亜鉛は細胞分裂に欠かせないミネラルなので、妊娠中はふだんより多めにとることが勧められています(妊娠中期・後期は1日+2.0mg)。鉄分やカルシウムと同じように、亜鉛も不足しないよう意識しましょう。

1日の亜鉛摂取量

年齢等 推奨量(女性) 推奨量(男性)
18〜29歳 7.5mg 9.0mg
30〜64歳 8.0mg 9.5mg
65〜74歳 7.5mg 9.0mg
妊婦 初期(付加量) +0.0mg ー
妊婦 中期・後期(付加量) +2.0mg ー
授乳婦(付加量) +3.0mg ー

厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準によると、1日の亜鉛推奨摂取量は18~74歳の男性で9.0mg~9.5mg、18~74歳の女性で7.5mg~8.0mgとなっています。

亜鉛はアルコール、ストレス、ダイエット、薬、病気によって減少してしまいます。上記に心当たりがある方は不足しないように注意しておきましょう。

※参考:厚生労働省・日本人の食事摂取基準(2025年版)

過剰摂取について

亜鉛は過剰摂取をしてしまうと、嘔吐、食欲不振、下痢などの体の不調を起こしてしまう可能性があると言われています。亜鉛の耐容上限量は以下の通りです。

年齢 耐容上限量(女性) 耐容上限量(男性)
18〜29歳 35mg 40mg
30〜74歳 35mg 45mg

亜鉛をサプリメントで補うときの注意

亜鉛をサプリで補うときは、1日あたりの配合量をチェックして、食事と合わせて耐容上限量(女性35mg)を超えないようにしましょう。いくつかのサプリを飲んでいる場合は、成分が重なっていないかも確認しましょう。妊娠中で薬を飲んでいる場合は、医師や薬剤師に相談してください。

亜鉛が豊富に含まれる食品

亜鉛は、魚介類、肉類、豆類、穀類など様々な食品に含まれています。

魚介類

魚介類
食材 量 食品の目安量 亜鉛含有量
牡蠣 60g 5粒 7.9mg
殻剥きホタテ 100g 1個 2.7mg
うなぎ(生) 80g 1/2尾 1.1mg

肉類

肉類
食材 量 食品の目安量 亜鉛含有量
牛レバー 70g 1食分 2.7mg
鶏もも肉 100g 1食分 1.6mg
牛肩ロース 70g 1食分 3.2mg

豆類

豆類
食材 量 食品の目安量 亜鉛含有量
納豆 40g 1パック 0.8mg
木綿豆腐 150g 半丁 0.9mg
アーモンド 15g 15粒 0.5mg

穀類

穀類
食材 量 食品の目安量 亜鉛含有量
米飯(玄米) 150g 茶碗1杯 1.2mg
米飯(精白米) 150g 茶碗1杯 0.9mg
そば(ゆで) 180g ざるそば1食 0.7mg

亜鉛の吸収を助ける栄養素

亜鉛はもともと吸収率が低いミネラルのため、亜鉛の吸収を助ける栄養素を一緒に摂取することで効率よく摂取することができます。亜鉛と相性の良い栄養素は以下の通りです。

ビタミンC

ビタミンCは亜鉛の吸収をサポートする働きがあります。「抗酸化ビタミン」とも呼ばれ、亜鉛との相性が良い栄養素です。

ただし、ビタミンCは体内に溜めることのできない栄養素のため、亜鉛と一緒に摂取することを意識することが必要です。

クエン酸

クエン酸もビタミンCと同様に亜鉛の吸収を助ける役割があります。

レモンはクエン酸やビタミンCが豊富な食品として有名ですが、
・牡蠣にレモン汁をかけて食べる
・肉にレモン汁をかけて食べる
といった摂取方法も、亜鉛の吸収率を高める組み合わせです。

亜鉛の吸収を妨げるもの

亜鉛の吸収を助ける栄養素がある一方で、逆に吸収の妨げになるものもあります。

  • ・コーヒー
  • ・豆類に含まれるフィチン酸
  • ・多すぎる食物繊維

といったものが代表的な亜鉛の吸収を妨げるものです。また、過度なアルコールの摂取も亜鉛の消費量を上げてしまうため、飲み過ぎには注意しましょう。

関連記事

モーダルウインドウを閉じる
妊活・妊娠中に意識したい亜鉛を配合!妊活中の方はこちら 妊娠中の方はこちら
妊活・妊娠中に意識したい亜鉛を配合!
妊活中の方はこちら 妊娠中の方はこちら