赤ちゃんとのコミュニケーションで大切なことは?

出産後

生まれてすぐは無表情でも、赤ちゃんに話しかけてあげて下さい。ママやパパがかかわることで、コミュニケーションの力がはぐくまれます。

赤ちゃんは泣くことでコミュニケーションをとる

泣いている赤ちゃん

赤ちゃんは泣くことで、まわりとのコミュニケーションをとろうとしています。赤ちゃんが泣く理由は、空腹・眠い・寒い・暑いなどの「体の不調」と、「抱っこしてほしい」「かまってほしい」などの「心の欲求」の2つに分けることができます。赤ちゃんが泣いたら、体の不調をチェックし、それから「どうしたのかな?」と、心の欲求をさぐってみましょう。

また、授乳のときなどに、一生懸命にママの顔を見ていることがあります。これもコミュニケーションのひとつ。抱っこしながら、「おいしいね」「おなかいっぱいになったかな?」などと話しかけてあげましょう。赤ちゃんは真正面に見えるものを認識しているようですので、話しかけるときはママやパパの顔を赤ちゃんの顔の正面にするといいですよ。

積極的に話しかけましょう

生まれてから1カ月くらいまでは「新生児微笑(びしょう)」といって、ほほえむような顔をすることがありますが、これは生理的な反応です。この時期の赤ちゃんは基本的に無表情で、あやしても笑わないもの。しかし耳はよく聞こえていますし、おぼろげながら目も見えているので、抱っこして「〇〇ちゃんはかわいいね」「今日はいいお天気ね」などと話しかけたり、名前を呼んであげたりするといいでしょう。

生後1カ月くらいになると、少しずつママやパパがあやすと目を見開いたり、ほほえんだりと反応するようになります。また、目の前にある人の顔や赤い色のおもちゃなどを、じっと見つめるようになってきます(注視といわれます)。キラキラと光るものも好きなようです。

この頃から、大人の口の動きをまねするように、自分の唇を動かすこともあります。とてもかわいいしぐさですから、赤ちゃんとのコミュニケーションのひとつとして、赤ちゃんにママやパパの顔を見せ、舌を出したり、「あー」と言って見せたり、「大きくなったね」「そんなこともできるようになったの!すごいわね!」などとママの心に浮かんだことを話しかけて遊ぶといいですね。赤ちゃんが「アウアウ」と声を返す場面も出てきます。

赤ちゃんはママやパパが話しかけたり、あやしたりすることで信頼関係をつくり、コミュニケーションの力をはぐくんでいきます。ママやパパは、言葉をかけながらお世話をする、泣いたら抱っこするなど、赤ちゃんとのスキンシップを楽しみながら、育児ができるといいですね。

細部千晴先生
細部千晴先生
細部小児科クリニック 院長

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