赤ちゃんの睡眠時間はどれくらい?

出産後

赤ちゃんの睡眠は脳が発達する大切な時間でもあります。暗く、静かな環境をつくってあげて。

赤ちゃんの成長に合わせて、睡眠と覚醒のリズムを整えて

お腹を抑える女性

赤ちゃんは成長にともなって、睡眠時間や睡眠のリズムが変わります。生まれてから1カ月くらいの睡眠は3~4時間のサイクルで、授乳以外のほとんど(1日16~18時間)を眠って過ごします。さらに眠っている間にも、レム睡眠とノンレム睡眠が、40~50分のサイクルで交互に繰り返されます。ノンレム睡眠とは脳が活動していない深い睡眠。赤ちゃんのノンレム睡眠の合計時間は、大人とほぼ同じ時間になります。一方、レム睡眠は眠っていても脳は活動している状態で、赤ちゃんはこのレム睡眠が非常に多く、睡眠時間の半分をしめています。眠ったと思っても20~30分で、ぐずぐずしたり、少しの物音や光の刺激でも起きてしまうのはこのためです。お母さんにとってはちょっと厄介な眠りですが、これは脳が発達するための大切な眠りなのです。

生後1カ月くらいまでは3~4時間ずつの睡眠を繰り返しますが、生後3~4カ月頃から、1日24時間のリズムのなかで睡眠をとるように。24時間のリズムができる生後3~4カ月くらいまでは、毎日少しずつ睡眠と覚醒の時間がずれるため、2~3回ほど昼夜逆転が起こりやすくなります

毎朝しっかり光を浴びて早起き早寝を心がけましょう

睡眠には「メラトニン」という睡眠ホルモンが関係しています。メラトニンは朝、光を浴びると分泌が止まり、目覚めてから14時間くらいで分泌し始めます。メラトニンが十分に分泌されるとぐっすり眠ることができます。夜、決まった時間にメラトニンを出すためには、毎朝しっかり光を浴びて目覚めることが重要。そのために、毎朝決まった時間に赤ちゃんを起こしてあげるとよいでしょう。赤ちゃんが眠っていてもカーテンをあけ、「おはよう」と声をかけましょう。生まれたときから続けていると、生活リズムも整いやすくなります。早寝早起きではなく、早起き早寝です。

赤ちゃんが夜に眠るときは、部屋を暗くし、テレビなどの音を消して静かな環境をつくってください。汗をかかず、また寒くもない室温を保つことも大切です。うつぶせ寝は突然死の危険があるのでやめましょう。また、よい睡眠のためには昼間の過ごしかたも大切です。日中、赤ちゃんが起きているとき、機嫌がよいときにだっこし、スキンシップをしたり、話しかけたり、一緒に遊んだりして、十分にふれあっていると、赤ちゃんの気持ちが落ち着き、夜よく眠れるようになります。家事などで忙しくないときに、意識して赤ちゃんとふれあうとよいですね。

沢田圭司先生
沢田圭司先生
野崎クリニック 小児科

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