おむつかぶれの原因と対策

出産後

多くの赤ちゃんが経験する「おむつかぶれ」。予防には、通気性のよいおむつを使うことが有効です。

おむつかぶれは治りづらい。しっかり予防しましょう

オムツ替えをしている

赤ちゃんの多くが経験する肌トラブルの代表が「おむつかぶれ」です。おむつかぶれとは、おむつがあたっている部分が①赤くなる、②ブツブツができる、③皮膚がむけるなど、肌が炎症を起こした状態のこと。適切なケアをしないと、真っ赤になってただれる、膿をもつなど悪化します。また、おむつかぶれを起こした肌は、おしっこやうんちをするたびにしみて痛いため、赤ちゃんは泣いてばかりいたり、不機嫌で笑顔がみられなくなったりします。特に生後3~4カ月くらいまでに多く、一度おむつかぶれになると、なかなか治らないというやっかいな肌トラブルです。

原因は高温多湿状態での摩擦

おむつかぶれを引き起こす原因は、おむつがあたっている肌の環境と、おしっこやうんちなどの刺激。おむつの中は体温で温かく、湿度が高いもの。そのため、おむつがあたっている部分は、おふろ上がりの肌のようにふやけてやわらかくなっています。そこに、おしっこやうんちの汚れや、肌とおむつがこすれる摩擦などが刺激となって炎症を起こし、おむつかぶれになるのです。

おむつかぶれは塗り薬による治療をしますが、炎症を起こして過敏になっている肌におしっこやうんちの刺激があるため悪化しやすく、治療には時間がかかります。治ったと思ってもぶり返すことも多いので、おむつかぶれにならないように予防することが非常に大切です。

「ムレない」おむつを選ぶことがいちばんの予防になる

おむつかぶれを防ぐのに、いちばん有効なのは「ムレない」おむつを選ぶこと。おむつの中は常に高温多湿なのですが、「ムレない=通気性がよい」おむつを使うことで、肌のムレが軽減され、おむつかぶれになりにくい環境にすることができます。通気性のよさに着目しておむつを選び、お試しパックなどで赤ちゃんの肌に合うおむつを探しましょう。

また、おしりまわりを空気にさらすのも有効です。おむつ替えのとき、おふろ上がりなどに、おしっこをしてもいいようにバスタオルなどを敷いた上で、おむつを外して数分過ごすとよいでしょう。おしっこやうんちなどの汚れは肌を押すようにしてやさしく拭きとります。下痢をしているときはおむつかぶれになりやすいので、シャワーや座浴(ぬるま湯を入れた洗面器でおしりまわりを洗う)などで、やさしく洗い流すのがおすすめです。

馬場直子先生
馬場直子先生
神奈川県立こども医療センター 皮膚科 部長/横浜市立大学 皮膚科 臨床教授

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