「妊婦検診は受けないといけない?」行きたくないあなたへ

妊娠中

妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確認するため、定期的に妊婦健診を。医師や助産師に相談できる大切な機会でもあります。

安全なお産のために定期的な妊婦健診を

産婦人科医と妊婦

おなかの赤ちゃんの成長や、妊婦さんの変化を定期的に確認していくために、妊娠11週までに3回程度、妊娠12〜23週頃までは4週間に1回、妊娠24〜35週頃までは2週間に1回、妊娠36週以降は1週間に1回の受診がすすめられています。

もともと健康な人であっても、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など妊娠独特な病気が発症することがありますし、流産や早産などが急に起こることもあります。病状が進行してからでは妊娠継続が難しくなることもありますので、安全なお産と赤ちゃんの健康のためには、早期に発見して適切な治療や保健指導を受けることが重要です。

特に35歳以上の高齢妊婦では、胎盤(たいばん)の異常や高血圧や糖尿病などの病気を起こしやすくなることがあります。体力や健康に自信があったとしても過信せず、定期的な健診を受けましょう。

検診を受けないと妊娠経過がわからない

妊婦健診を受けず、陣痛(じんつう)が始まってから救急車で病院に運ばれる妊婦さんが、残念ながらいらっしゃいます。

このような場合、医療機関はこれまでの妊娠経過がわかりません。注意しなければいけない病気があるのか、赤ちゃんが順調に育っているのかわからない状況となります。分娩(ぶんべん)に際して小児科医のケアが必要なケースもありますので、このような妊婦さんを受け入れることができる病院は限られてしまいます。妊婦さんや赤ちゃんにとって、非常に危険な出産になりますので、妊婦健診は必ず定期的に受けることが大切なのです。

妊娠・出産・育児について、わからないことや心配なこともあるかと思います。妊婦健診を利用して、何でも相談しましょう。積極的に健康管理に取り組むことが、お母さんと赤ちゃんの安全と安心のためには欠かせません。定期的に受診して、出産に向けて準備していきましょう。

妊婦健診にいっしょに行って何をすればいい?(for men)

妊婦さんはいろいろな不安を抱えています。妊婦健診にいっしょに行って、妊婦さん自身が聞きにくい質問を代わりにしたり、パートナーとしてどのようにサポートすればいいのか聞いてみるのもいいかもしれません。パートナーとして、喜び、期待、また不安も共有していきましょう。

竹田純先生 / 竹田省先生
順天堂大学 産婦人科 特任教授

日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、日本周産期・新生児学会周産期専門医暫定指導医、日本がん治療認定医、暫定教育医、日本内分泌学会内分泌代謝(産婦人科)指導医の資格を持つ。順天堂大学医学部麻酔科学教室、東京大学医学部産科婦人科学教室、埼玉医科大学総合医療センター、ロンドン大学(現インペリアル大学)ハマースミス病院、順天堂大学医学部産婦人科学講座教授を経て、現職。埼玉医科大学総合医療センター産婦人科客員教授も務める。また、日本妊娠高血圧学会常任理事、東京母性衛生学会常任理事、日本産婦人科手術学会理事、日本母性衛生学会理事他の役員を務めている。

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