赤ちゃんの日焼け止めは
いつから?大人用も使えるの?
紫外線対策のポイント

赤ちゃん用の日焼け止めはいつから使えば良いの?大人用も使って良いの?選び方は?といった疑問にお答えします。また、赤ちゃんの紫外線対策のポイントも抑えて、デリケートな赤ちゃんの肌を守ってあげましょう!


BELTA専属保育士鈴木 由美子(すずき ゆみこ)
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BELTA専属保育士
鈴木 由美子(すずきゆみこ)
公立保育園での勤務経験や、海外でのベビーシッター経験がある。
海外幼稚園での実習経験を経て、現在は自身も子育てに奮闘しつつ子育てのご相談にのっています。
※保育士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
公立保育園での勤務経験や、海外でのベビーシッター経験がある。
海外幼稚園での実習経験を経て、現在は自身も子育てに奮闘しつつ
子育てのご相談にのっています。
※保育士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
日焼け止めを使うのは、外出が増える生後2〜3ヶ月目頃から

基本的には、赤ちゃんのお出かけは1カ月健診後からとされているので、それまでは日焼け止めを使う必要はありません。少しずつ外出が増える生後2〜3ヶ月目頃から、必要に応じて塗り始めましょう。
赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、バリア機能が弱いため、大人以上にこまめな保湿と紫外線対策が必要です。
生後6ヶ月以前の赤ちゃんに使う場合は特に、肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。
不安な場合や、初めて使う時はパッチテストを
初めて日焼け止めを塗る際、できればパッチテストをしましょう。赤ちゃんの腕の内側に少量の日焼け止めを塗り、炎症などが起こらないかチェックします。特に問題がないことを確認してから、顔や体の広範囲に塗ってあげると安心ですね。
万が一、少しでも異変を感じたら使用を中止しましょう。

赤ちゃん用の日焼け止めを選ぶときのポイント

適切な「SPF」と「PA」を選ぶ
日焼け止めは、商品によってSPFやPAが異なります。赤ちゃんや敏感肌の方の普段使いでしたら、SPF15〜20・ PA+〜++の、負担が軽い日焼け止めがおすすめです。
SPF・PAとは?
SPFは、赤くなる日焼け・サンバーンを引き起こす、紫外線B波に対する防止効果を表しています。
PAは、皮膚が黒化する、紫外線A波に対する防止効果を表しています。
【使用場面に応じたSPF値とPA値の目安】
使用画面 | SPF/PA |
---|---|
日常生活 | SPF15〜20 PA++ |
海や山など 紫外線の多い場所 |
SPF20〜50 PA++〜+++ |
お散歩やお買い物の場合は、SPF10〜20、PA+〜++の日焼け止めで十分効果があります。また、肌への負担も少ないので赤ちゃんにぴったりです。
赤ちゃんを日焼けから守るためだからといって、短時間のお出かけでSPFやPAの数値が高い商品を使う必要はありません。
大人用はNG!紫外線吸収剤の日焼け止めは赤ちゃんには心配

日焼け止めの成分には「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類があります。「紫外線吸収剤」は、塗り心地が良かったり、汗に強く長時間でも効果を得られやすいので、大人用にはよく使われており、便利な日焼け止めと言えます。
しかし、肌が大人の3分の1ほどの薄さの赤ちゃんや、敏感肌の人には、「紫外線吸収剤」は刺激が強く、肌への負担が大きいので避けた方が安心です。
赤ちゃんには、紫外線散乱剤(ノンケミカル)がおすすめ!
「紫外線吸収剤」は、紫外線を吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに変化させて放出させます。
これに対して、「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」は、紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。このため、紫外線散乱剤の方が肌への負担は軽いのです。

低刺激・無添加処方の日焼け止めを選ぶ
肌の弱い赤ちゃんの場合は、「アルコールフリー」や「パラベンフリー」などの無添加の表記がされている、極力低刺激な日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
大人用の日焼け止めは、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎるものが多いので、赤ちゃん用・敏感肌用として売られている低刺激タイプの日焼け止めを選んでください。
大人用の日焼け止めを使い始めるのは、お肌にトラブルがないお子さまで、3歳以上からにしましょう。ただし、小学生くらいまでは敏感肌用の日焼け止めを使うのが無難です。もし、大人と共用するのであれば、大人用ではなく、赤ちゃん用の日焼け止めを一緒に使う方が良いでしょう。
簡単に落とせるタイプを選ぶ

日焼け止めが肌に残ったままだと、肌荒れや皮膚炎などの肌トラブルを引き起こしやすいため、その日のうちにきちんと落として保湿してあげることが重要です。
強く擦って落とすのも肌トラブルの原因になりますので、石鹸で簡単に落とせる日焼け止めがおすすめです!
最近は赤ちゃん用のクレンジングなども多数出ておりますが、いつものベビーソープで落とせる日焼け止めの方が、赤ちゃんの肌への負担を最小限にでき、ゴシゴシ洗う必要も無いのでお手入れも楽ですよ。
タイプ別のメリット・デメリット
赤ちゃんの日焼け止めは、主にクリーム、乳液、スプレー(ミスト)、ジェル、シートのなど、種類があります。
日常で使うものだから、成分だけでなく使いやすさも重要です。それぞれの違いや使い勝手について特徴を押さえて、赤ちゃんとママに合った日焼け止めを選びましょう。
クリームタイプ

クリームタイプのメリット
・しっとりしていて保湿力が高い。
・肌への密着度が高くUVカット効果が持続しやすいので、長時間のお出かけにもおすすめ。
・ママの化粧下地としても使える。
クリームタイプのデメリット
・商品によっては落としにくかったり、クレンジングを使わないと落とせないものもある。
・白くなり、塗りムラができやすい。
・ベタつきがあるので、嫌がる赤ちゃんも。
乳液タイプ
乳液タイプのメリット
・しっとりしていて保湿力が高い。
・伸びが良く、塗りやすい。
・低刺激で敏感肌用の商品も多い。
乳液タイプのデメリット
・白くなり、塗りムラができやすい。
・密着度が高いものや成分割合によって、クレンジングが必要なものがある。
・油分が多いので、ベタつきや、肌荒れ、ニキビに注意。
スプレー(ミスト)タイプ

スプレー(ミスト)のメリット
・手を汚さずつけることができる。
・ベタつかずさっぱりした使用感。
・動き回る子どもでも手早く塗れる。
スプレー(ミスト)のデメリット
・やや高価なものが多い。
・周りに飛散しやすく、塗りむらになりやすい。周囲に飛び散る分、実際にはしっかり塗られていないこともあるので注意。
・噴射の勢いや飛散、液だれしやすく、赤ちゃんの顔には塗りにくい。
ジェルタイプタイプ
ジェルタイプタイプのメリット
・ベタつかずさっぱりした使用感で、日焼け止めを嫌がる赤ちゃんにも使いやすい。
・伸びが良く、塗りやすい。
ジェルタイプタイプのデメリット
・汗などで落ちやすく、こまめに塗り直しが必要。
シートタイプ

シートタイプのメリット
・シートの面で一気に均等に塗布できる。
・手の汚れを最小限に抑え、白残りや色ムラ、液だれしにくい。
・持ち運びが便利で、外出先でもサッと塗り直せる。
・1枚使いきりで毎回清潔に使える。
シートタイプのデメリット
・外出先でゴミが増える。
赤ちゃんの紫外線対策のポイント
数時間したら日焼け止めを塗り直す
量が少なすぎたり、日焼け止めが汗や擦れで落ちた場合など、思わぬ日焼けをすることがあります。2〜3時間ごとに塗り直した方が、より効果的です。
日陰で休憩する

どうしても長時間お出かけする場合は、こまめに日陰に入り水分補給と休憩をはさみましょう。
紫外線が強い時間帯の長時間のお出かけは避ける
特に紫外線が強くなると言われている4月~9月の日中で、20分以上の日差しを浴びる外出は避けた方が無難です。
赤ちゃんの服装は、帽子や羽織りで通気性が良い素材を

薄手の羽織りやガーゼのおくるみで日ざしをガードし、帽子を嫌がらなければつばの広い帽子を被りましょう。赤ちゃんの肌着や服には、肌への刺激が少なく、通気性・速乾性に優れた、綿100%の素材がおすすめです。
また、赤ちゃんは大人よりも汗っかきなため、汗をかいていたらこまめに着替えをしましょう。汗をかいたままの衣類を着せていると、あせもの原因になってしまうことも。
UVケープや日傘を活用
帽子を嫌がる赤ちゃんは、UVケープや大人の日傘を活用して日よけをしましょう。
日焼け止めは虫除けの前に塗る
日焼け止め→虫除けの順番で塗りましょう。虫除けは匂いで虫を近寄らせないようにするため、一番外側に塗る必要があります。日焼け止めと虫除けを併用することで、効果が失われることはありません。
過剰な紫外線対策のやりすぎにも注意!

紫外線を浴びると、日焼け、皮膚がん、シミ・しわなどを引き起こすというリスクがありますが、紫外線にはビタミンD合成を促すというメリットもあります。
ビタミンDは不足すると、骨の発育不良などを引き起こす「くる病」の原因となります。
ビタミンDは食品からも摂取できますが、母乳育児の赤ちゃんはもともとビタミンDが不足しやすいことが知られています。また、ビタミンDを豊富に含む、魚や卵、キノコなどを離乳食で十分摂れない乳児なども不足が心配されます。
こうした場合に過度な紫外線対策をすると、かえって体に良くないことがありますので、紫外線対策のやり過ぎにも注意しましょう。
紫外線吸収剤不使用!(ノンケミカル)ベルタベビー日焼け止めシートUV

赤ちゃん用の日焼け止めには珍しいシートタイプで、白残りや色ムラ、液だれがしにくく、外出先でも簡単に塗れて便利なUVケア。赤ちゃんの肌にやさしいこだわりの成分で、紫外線だけでなく乾燥も防ぎ、ついでに汗も拭き取れるので、肌を清潔に保つことができます!
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